常盤台中学襲撃事件
Trick36_いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
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「まったく! どうなってますの!?」
白井黒子は文句を言いながら自分の教室入り口の陰に隠れて廊下をうかがう。
そして階段からなんかが出てきた瞬間に教室の中に入る。
同時に鳴り響く銃声。白井のすぐそばを弾丸が通り過ぎていった。
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御坂と同じように位置外からメールで、常盤台強襲の可能性ありの連絡を受けた。
そして同じく先生に報告して避難を指示したのだが、これも同じく教師が確認を取ると
言って警備室に電話。
しかし裏門を校門を閉めるために部屋にいなかったために確認が取れずに
他の確認方法を模索している間(白井は「早くしてください!」と怒り続けている)に
校門を破られて侵入を許してしまう。
だが白井は現役の風紀委員。御坂のように放心している間に
教室に侵入、などということは許しはしなかった。
校門が破られた直後に、廊下に出て階段を上ってくる男たちの迎撃を開始した。
白井の能力は空間移動。その名の通り、自分や物を一瞬にして
好きな位置に転移移動させることができる。
しかも「移動する物体」が「移動先の物体」を押しのけて転移する。
双方の強度に関係なく。
柔らかいもの(学習ノートの紙切れ)で、固いもの(ダイヤモンド)を破壊できる。
そして空間移動は、移動先を必ず見る必要はない。
だから物陰に隠れていようとも、相手がどの位置にいるか分かれば転移できる。
侵入者は駆動鎧を着けてたが、白井が持っていた鉄の矢で
駆動鎧を中の装着者が怪我することなく破壊、3人を戦闘不能にした。
だが相手も素人ではないようで、3人もやられてしまえば対抗策を考えだして
物陰に隠れた状態でも、分かりやすい柱の真裏などに隠れずに空間移動での
攻撃を避けていった。
攻撃も銃口のみを曲がり角の陰から出して威嚇を数発、すぐに曲がり角から離れて
空間移動を避けるヒット&アウェー戦法をとった。
白井は攻撃に使っている鉄の矢は常時は20本程度しか持っていない。
このまま攻撃が避けられると感じたために、空間移動のペースを落としていた。
空間移動で接近して攻撃する方法もあるが、相手は完全武装(駆動鎧と銃)で
複数人数(最大人数不明)のため、危険が大きすぎる。
じりじりと遠距離の空間移動の攻撃を続けたが、戦いが始まって数分後に
ものの見事に白井は押され始めて、今は教室にまで退いていた。
「まったく、どうなってますの!?」
そして冒頭に戻る。
教室の入り口から顔を引っ込めると同時に弾丸が通り過ぎる。
風紀委員
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