常盤台中学襲撃事件
Trick36_いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
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た。
『そう、その結成式で間違いない。平民なりに覚えていたようだな。
褒めてつかわす』
「いや位置外、そんな暇ないだろ」
『素晴らしい。やるぞ、結成式』
「なんでノリノリなんですか宗像さん!?」
『ぶっ殺、だからだ』
「お前それがいいたいだけだろ!? 殺すって言いたいだけなんだろ!?
そうだろ! そうなんだな!! むしろ俺がお前を殺すぞ!!
殺して解して並べて揃えて晒すぞ!!!」
『し、信乃さん、落ち着いてください!!』
『いいんじゃないか、これぐらい』
「黒妻さんも賛成ですか!? 一応は緊急事態だよ!?」
『戦う前の気合ってやつは大事だぜ。
それに今回は≪小烏丸≫が初めて全員でやる仕事だ。
むしろ気を引き締めないといけないぜ』
「それはだけど・・・」
『≪小烏丸≫全員での初めての仕事・・・・・
いいですね! やりましょう! ぜひ!!』
「佐天さんもですか?」
『後はお前だけだ。どうする頑固?」
「何気に読みは同じでも字が違うぞ、字が。
・・・・はぁ、わかりました。わかりましたよ。やればいんだろ、やれば。
ただし、『フ〇キョンドロンジョ様』とか『浅〇真央のオデコの生え際』とかは
言わねぇぞ、絶対に!」
『『そこは期待していない。最後の掛け声だけが良い』』
「よかった、助かった。あんな恥ずかしいこと良く言えたよな、イッキさん達」
宗像と位置外のハモりに、心の底からの安堵を吐いた信乃。
その3人の反応に
『く、くくくく』『ふふふふ』
黒妻と佐天が笑いを洩らし
「って、なんで2人とも笑ってんですか。 ぷ、ははははは!」
信乃もつられて笑ってしまた。
『全員の肩の力が抜けたところでやるぞ』
『ニシオリ、やれ。高貴なる私からの命令をありがたく受け取るがいい』
宗像と位置外が促し、
『やっちまえ、リーダー』
『頑張りましょう、信乃さん!』
黒妻と佐天が続ける。
「了解」
信乃は一度、大きく息を吸い込む。そして
「いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
コッ!! ガ ラ ス マ ルゥ ーーーーーーーーーーッ」
「『『『『ブッ殺!!!』』』』」
ここから二代目≪小烏丸≫の伝説は始まった。
つづく
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