常盤台中学襲撃事件
Trick36_いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ない。
御坂、白井は戦闘中。もちろん無理だ。
『ニシオリ、平民に持ってこさせる』
「ちょっと待て! 佐天さんを戦いに巻き込むつもりか!?」
『他の方法があるとでも?』
「それは・・・・・」
位置外の問に、信乃は返せずに沈黙するしかなかった。
確かに信乃も同じことを考えた。だが、最初の参加させる戦いにプロのプレーヤーが
いるのは問題があり過ぎる。
『平民の携帯電話GPSを調べたが、計算上で間に合う場所にいる』
信乃の返答を待たずに位置外は解決方法が有効であることを付け加えた。
もちろん調べたGPSの位置は違法である。
信乃も佐天にお願いすることは考えていた。だが、わざと答えから外していたのだが
位置外は容赦なく作戦に組み込む。
信乃もそれしか方法がないと悟り、ため息をついた。
「・・・・佐天さんが了解したら、参加させる。強制じゃない。
もちろん玉璽を届けてもらうだけで参戦はさせないからな。
佐天さんには俺から電話をする。お前が電話したら参加させるように脅すからな」
『すでに平民を服従させるものは調べていたのだがな。
電話は私の方から共通回線に繋ぐ。お前は走ることに集中していろ』
「了解。位置外、美雪の現在地は分かるか?」
『お前の住所の近くにいる』
全く関係ないことを聞く信乃だったが、位置外は1秒としない間に調べ上げて答える。
「家に帰ってきてるか。佐天さんに連絡後、美雪にホイールと調律道具を鞄にまとめて、
家に来た佐天さんに渡すように言っておくから、そっちにも繋いでくれ」
『しかたがない。高貴なる私に命令するとはいい度胸だが、心が広いから許してやろう』
『はい、佐天です。つーちゃん、どうしたの?』
「相変わらず仕事が早いな・・・ってか会話の途中でいきなり繋ぐなよ」
『その声は信乃さん? 番号はつーちゃんの・・・あれ?』
位置外のすぐ後に携帯電話から聞こえたのは佐天の声だった。
呆れつつも頭をすぐに切り替えて佐天にお願いをする。
「こんにちは、西折信乃です。今はつーちゃんの電話から共通回線に繋げてます。
佐天さん、今は用事はないですか?」
『別に無いですよ、学校も今日は午前中で終わりましたし。
夕食の買い物ぐらいですかね、用事と言えるのは。
今日はA・Tの訓練は休みですけど、何かあるんですか?
持ち歩いているから緊急練習も今すぐ行けますよ』
「久々の休みに非常に申し訳ないんですが、お願いがあるんですよ。
もちろん断ってもらっても構わないですが」
『いいですよ』
「・・・軽い返事ですね。休みを邪魔されたく
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ