常盤台中学襲撃事件
Trick36_いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
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された。今のところ職員と生徒を合わせて怪我人はなし。
例外を言えば、警備員が1人死亡で1人は軽傷、残りの1人と合わせて2人で
無駄な抵抗している。
愚民に戦闘不能は合計で5人。しかし時間稼ぎに専念するように
命令したから今後は増えないだろう』
「5人、ですか。敵の人数と足止めの状況はどうなってますか?」
超高層ビルから跳び降りながら聞く。
『完全に把握できていないために人数不明。だが30人以上は確実にいる。
足止めは平民2人が頑張っている。最下層は役に立たなかった。
宗像と平民の到着はあと5分ほどだ。
おそらくお前の到着までは“今”の状況では問題ない』
「今、という言葉に力を入れているように感じましたが、何かイレギュラーが?」
『敵が対軍兵器を持ち出してきそうだ、それも戦車をはるかに上回るレベルのものを』
「っ!? なんだよそれ。琴ちゃんがいるにしても中学生相手にやり過ぎるだろ・・・
兵器が常盤台に到着するのはいつだ?」
『不明。まだ敵が出発前に隠れていた倉庫を出ていないし、
出発準備もまだされていない。
悪い情報はこれだけじゃない』
「なんだよ、まだあんのかよ。ゴミ屑どもの情報は」
『駆動鎧を装着していない、一見普通に見える愚民がいた。
全員が戦争をする装備の中で一人だけだ』
「・・・・・つまり、そいつは駆動鎧の装備が必要ない。
むしろ駆動鎧が足手まといになる程の人物、プロのプレーヤーか?」
『更に付け加えるなら、一人だけ見たことない駆動鎧を着た愚民がいる。
そいつに付き添うようにして一緒に行動している』
「なるほど。“最大の戦力”(プロのプレーヤー)は首謀者の護衛、ってわけか」
『玉璽の使用許可を氏神クロムからとった。
それを使って、さらに短い時間で到着しろ』
「・・・最悪だな。位置外、俺からも悪い知らせがある。
今現在、一つの玉璽も持っていない」
『ふざけているのか?』
「本当だ。怪我のせいで俺の音がずれたからほとんど調律中。
分解してあるから今すぐ使えない。今着けているA・Tも玉璽なしだ。
1つだけ使える玉璽があるけど、それも家にある」
プロのプレーヤーが参戦していることが分かった今、
いち早く常盤台に到着しなければならない。
だが戦力不足が考えられる今、玉璽は必須の戦力。
玉璽を取りに行かなければいけないのに、その時間が無い。
宗像は時間稼ぎと制圧に必要な戦力。信乃と同じでいち早く到着しなければならない。
黒妻は必須の戦力ではないが、玉璽を取りに行く時間は
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