暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick36_いくぞ! 気合入れろ野郎共!!
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れを位置外が改造し、遠隔操作範囲は5km、1度のエネルギー充電で1時間以上の
独立飛行が可能な反則な性能となっている。

さらに、使っている人間が反則級だった。

人間の両腕は2本、指は10本。
それなのに同時に操作しているA・Tドラグーンの数は20機。

これは位置外の限界の数ではなく、生産できているA・Tドラグーンが
まだ20機しかないだけだ。

すさまじく高速で正確で精密な操作を、一般のものではない自作改造のキーボードを
使って、残像が見えるほど高速で命令入力をしている。

このA・Tドラグーンを操作しながら現場を分析。
さらには敵が出発した倉庫周辺を、学園都市の監視カメラの操作(ハッキング)をして
増援が無いかを調べていた。

「!? これは・・・」

初めて感情の入った言葉を言違いは口にした。
増援を警戒して調べていたが、案の定、敵に想定以上の力を見つけた。

「戦車・・・いや、サソリ型の兵器か。

 多足でどのような場所でも高速での移動が可能。

 サソリの尾に当たる部分には特殊な砲台。
 口径だけでも常盤台校舎を消滅させる威力が予想されるな。
 
 さらには各足の付近には内蔵されているブレードや小型の銃。
 全後方への同時攻撃も可能か。

 確実に兵器に分類されるな・・・・。宗像では敵わない」

小烏丸で2番目の戦闘力を持っているのは宗像形。
信乃が常盤台から離れていることを考えれば、相手にするのは宗像しかいない。

対人兵器であれば宗像の剣の道(ロード・グラディス)で対応できたかもしれない。

だが、位置外が発見したソレは、確実に対軍兵器と言えるものだ。
やろうと思えば、常盤台中学の建物すべてを壊せるだろう。

明らかなオーバーキル戦力。常盤台に強襲している駆動鎧と強化人間だけでも
作戦次第では十分なはずだ。

不審に思いながらも、サソリ兵器に唯一対応できる可能性がある信乃へと電話を入れた。



*****************************************



信乃は跳んでいた。ビルとビル、建物と建物の上を使い、横幅の広い道路も
関係なく、30mを超える高さから20mの距離を軽々と跳んでいく。

まるで鳥のように。

 プルルルル

跳躍の途中に電話が鳴り、飛距離を伸ばすための体勢移動(体を回転)させながら
携帯電話にイヤホンマイクをつけて通話ボタンを押す。

「はい、西折です。状況はどうなっていますか?」

通話の相手は位置外水だ。

愚民(てき)は駆動鎧と強化人間、武装していない人間が数名。

 1年は平民(しらい)、2年は平民(みさか)が時間稼ぎ。
 3年は抵抗なく占拠
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