武器
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
少女の後についていくと街の中央の少し離れたところにある店に案内された。そこは最初に入った店とは違いかなり小さめの店で正直いいと思うものが置いてあるかはわからない。しかし、この少女は結構やっていると思われるため少しは期待していてもいいかもしれない。少女が入りその後に入る。
中は思った以上に武器が所狭しと置かれている。マシンガンにライフル、ロケランにハンドガンにサブマシンガン。入った瞬間、そんな武器が自分の目に入ってくる。しかしさすがに武器が大量に置かれているため正直二人入るのが精一杯だ。
「ここ」
「そりゃ、これだけの武器を見ればわかるって。しかしこんなところもあるんだな」
狭い店内を首だけ動かしてどうにかあたりを見回していると奥のほうから威厳のある声がする。
「どうしたんだ、アウラ?この前かなり弾丸を買ったからもう金がないんじゃなかったのか?」
そういいながらカウンターの奥から一人の男が出てきた。男は体格がよく褐色肌、そしてスキンヘッドにサングラスをかけた正直どこぞの街の狩り人に出てくる坊主頭のやつを思い出してしまった。というよりもエギルにサングラスをかけさせればそんな感じにあるのではと考え、今度やってもらおうと思う。
「ん?アウラが男を連れてきたなんて珍しい。もしかしてこれか?」
ガタイのいい男は小指を立ててアウラという少女にカウンター越しからそう言った。アウラは首をブンブンと振って否定する。しかし、こんなところで長いツインテールを振り回すとこっちに被害が来るためすぐに停止させた。
「違うから。えっと……アンタがここの店主?」
「ああ。ここは俺が構える店だ。ほとんどの武器を取り扱ってるぜ。無いと言ったら中央のレアドロップ品と光学兵器ぐらいだ。それ以外だったらほとんど揃ってるぜ。アウラの背負っているそのドラグノフもうちの商品だったものだ」
そう言ってガタイのいい男はアウラの持っている狙撃銃を指した。こんな銃もいいなとか思いながら銃を見ているとカウンターから男が言った。
「今回はアウラじゃなくてお前さんが客ってことだな。正直、初心者じゃうちで買える武器なんて中古しかないぞ?まあ、アウラとの始めての来店で少しは安くしてやるけど。こいつあれだろ?ゲームなのに無口だから正直フレンドがいるか心配していいたんだけどな」
「いや、こいつとは本当に運悪く会っちまったって感じ。そのせいでせっかくあの弾丸を避けるゲームで手に入れた金を少し失ったんだよ」
「それは災難だったな。しかし、お前初心者のくせによくあれを初見でクリアできたな。俺なんて八メートル時点ですでにゲームオーバーだったんだぜ?ついでにアウラは十メートル」
アウラはそれを聞いてこくりと頷いていた。しかし、ここに来た
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ