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ネタ帳(旧:没ネタ集)

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子がものすごく嫌そうな顔になってきたので、声をかけましょうか……。

「あの……、何してんの?」



◇◆◇◆◇


 私の名前は『高町 なのは』なの。 三人兄弟の末っ子で6歳なの。 喫茶店をしているお父さんが大けがを負って入院してしまって、お母さんはお店の切り盛りと私たち兄弟の世話、お兄ちゃんはなんだか忙しそうに、お姉ちゃんはお店のお手伝いにと忙しそうにしているの。 最初は迷惑をかけないようにと頑張っていたの。 でも、最近はもしかしたら私っていらない子かも……、なんて思うようになってきたの。

 そんな考えではいけないと思いながらも、ついつい、後ろ向きに考えてしまい、私はなんてダメな子だろうと落ち込んでいるの。
 今日も、家族に迷惑をかけないように公園に来たところ……、

「「「やぁ、君、こんなところでどうしたんだい?」」」

 と、同じ顔で銀髪の左右の目の色が違うニヤニヤした男の子が3人同時に声をかけてきたの。 あ〜、三つ子さんかな?


 目の前のニヤニヤした男の子たちのやり取りを見ていると、どうやら三つ子ではないようなの。 何やら「俺のハーレムに手をだしやがって」とか、「モブキャラ風情がオリ主の俺にかなうはずがないだろう」とか訳のわからないことを言っているの。 正直、逃げ出したいの。 でも、ベンチの前を囲むように立っている男の子たちが邪魔で、逃げ出せないの。 もしかして、私はいらない子だから、神様にすら見捨てられたんじゃないかな?

 そんな風に私が絶望していると、男の子たちの向こう側から「あの……、何してんの?」と声がかかったの。
 天の助けなの!! と、見てみると、そこにいたのは銀髪で左右の目の色が違う男の子でした……。 この世界には絶望しかないの……。


 しばらく呆然としていたのですが、後に来た子は別に私に変な目線を向けてくるわけではなかったの。 そこが唯一の救いと言えば救いなの。 でも、なんだか嫌な感じには違いないの……。 おそらく先にであった3人があまりにもキモかったからなの。 そうでなければ普通にカッコいいと思えていたと思うの。

 そして、現在、あとから現れた子は、他の3人からめちゃくちゃ暴言を吐かれているの。 逃げてもいいと思うのだけど、私のせいで暴言を吐かれているあの子が心配で、逃げるに逃げれないの……。




◇◆◇◆◇



 ちょっと声をかけただけなのに、めちゃくちゃ暴言を吐かれています。 後ろの女の子に『逃げろ』と目で合図しても気づいてくれません。 さらに面倒くさいことに、目線を向けたことにより、三つ子ちゃんたちがかなりうざい。 こいつら本当に他人なのか? 息ぴったりなんですけど……。

「このモブ野郎、俺の(なのは)に色目使いやがった!
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