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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
一夏と千冬 嘗ての繋がり
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ぶ。口に入れた瞬間に4度も味が変化していくワイン。喉を通り過ぎても圧倒的な存在感を放つワイン、その足が口に残っている間にイカマヨネイカを口に放り込む。

「うんやっぽ虹の実ワインにはイカマヨネイカだわ!イカマヨネーズから明太マヨ、カラシマヨ、海老マヨネーズに味が変る!」
「そ、そんなイカが?」

千冬も恐る恐るイカを持って口に運んで噛み千切ってかんでみる。程よく酸味が利いたマヨネーズの味に濃厚で芳醇なイカの味がマッチした味からプリップリの海老とマヨネーズを共に噛んでいるような味が口に広がっている。

「!!?美味過ぎる!?こんなイカが居たのか!!?」
「ふっ、酒に強いって言ってたけどこのワインは無理だろうな〜なんせアルコール度数は85%だからな」
「8,85!?の、望む所だ!」

千冬はワインを注いで勢いよく口に含んだが・・・

「がっはごっほ!?」
「あ〜あ、だから言ったじゃん」

一夏にとって85%なんて丁度良いレベルなので全く苦も無く普通に飲み干す。

「よ、良く飲めるな・・・」
「あんたが弱いだけだ、で・・・何の話がしたいんだって?」

そう一夏が尋ねると千冬の顔つきが一気に鋭くなった。

「ああ・・龍神お、前の正体は何だ?」
「訳の解らない事を聞くな」

一夏は千冬の尋ねてきた事を聞き流すようにグラスにワインを注いて、さけるチーズ草と共に口に放り込む。

「(モグモグモグモグ・・・ゴックン)ふぅ・・・。逆になんで俺の正体が気になるというんだ?俺は龍神 龍人と龍神 優奈の弟の一夏って答えじゃ不満かな?」
「違う・・・」
「違う?何が可笑しいというんだ?俺は事実を言ったんだ。あの人達の弟、それ以上でもそれ以下でもない」
「違う!!!!」

千冬は大きな声を出して否定した。一夏の言葉を聞きたくかのように否定した。一夏は怪訝そうな顔をする

「お前の、お前の本当の名前は織斑 一夏だ!!何故織斑と言ってくれないんだ!?私がどれ程今まで必死な思いをして、どれだけ苦しいと思って生きてきた事か!!」
「はっ苦しい?」

一夏は笑い飛ばすように鼻で笑ってから再びワインを口にする。グラスを置いて一夏も顔を鋭くさせた。

「良いか、俺は今21だ。アンタの弟という織斑姓の一夏君は一体何歳なのかな?」
「だ、だが!私の目に狂いは無い!!それに、お前のDNAと私のDNAを比較してみたら繋がりが!!!」
「ふ〜ん・・・で?」
「えっ」

一夏はDNAで千冬が自分と家族だと言うのも気にしていないように言い放つ。実際どうでも良い事なのだ、一夏にとっては

「この際言っといてやるよ、俺は確かに織斑 一夏だった存在だ。だが今は龍神だ、お前とは家族でもなんでもない。俺にとってはアンタは赤の他人だ
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