ノルン火山
混成軍
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リザを後ろに回す。
徐々に揺らめきは正確な波紋に変わり剣から感じられる魔力が増大する。
「来るぞ……。」
短剣に魔力を通して強化魔法を掛け警戒を厳とする。
波紋の中心から手が生えてくる。二の腕、肩に続いて銀の糸のような髪の頭が出てきた。
全身が剣から出てきてその姿をさらす。抑揚のない体と幼さの残る顔によく似合ったかわいらしい服装。だから一瞬誰かわからなかった。
「シルバさん?」
第一声はエリザだった。そして、現れたのは敵であるがエリザが必死に庇った白光教会の騎士、シルバ・ミラーだった。
「てめー、何のようだ。」
敵意むき出しでシルバを睨みつける。だが、シルバはゆっくりとした動作でベッドに近づいてくる。そして、端に足をかけて上りすぐ目の前まできた。
攻撃する時間はたっぷりあった。なのに攻撃できなかった。なぜなら、
「なんで脱いでんだよ!?」
一歩進むごとに彼女は上衣のボタンをはずし膨らみかけの慎ましい胸部をさらしながら近づいてきたからだった。
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