第2章
戦闘校舎のフェニックス
第34話 ブロンドの転校生と漢の娘
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、経験は俺の方が上なんだ!!俺がアーシアをちゃんと守ってやらなきゃ!!」
何て考えているんだろう…。
「部長!!」
「何?」
「今回は俺に行かせてください!!」
「イ、イッセーさん?」
「ほら、アーシアはこの国に来て日が浅いだろ。もう少し生活に慣れてからの方がいいんじゃないかな」
確かにそうかもな。
アーシアは日本の生活に慣れてない上に、教会出身で現代知識に欠けるところがありそうだからな。
まあ、おそらく本心では…。
「もし、エッチな事を要求する様な依頼人だったら…」
その光景を想像するイッセー。
「ダメだぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!」
何て考えていそうだった。
「そうね、あまり急過ぎるのもあれだものね。分かったわ、イッセーに任せるわ」
「はい、部長!!」
その後、イッセーは気合いを入れて依頼人の元へ向かって行った。
んでもって…。
「行ってもいいが、余計な事をするなよ」
俺はそわそわしている千秋に言った。
千秋はコクりとうなずくと一目散にイッセーの後を追った。
「…やれやれ」
その調子で告白もすりゃあいいのに…。
「千秋ちゃん、イッセーさんの事、とても慕っているのですね」
「相変わらず、一途ですわね」
「最近またライバルが増えて焦っているんですよ」
『また?』
全員が疑問符を浮かべた。
「またって事は他にもイッセー君を好きな子が居たのかい?」
木場が聞いてきた。
「ああ」
俺が答えると…。
「あらあら、イッセー君モテモテですわね」
副部長が微笑みながら言った。
「はうぅぅぅ。ライバルが多いのですね。主よこれも試練なので…アウッ!?」
お祈りをしてダメージを受けているアーシアが居た。
俺は自転車を飛ばして、依頼人が住んでいるマンションの前に来た。
そして、依頼人の部屋のチャイムを鳴らす。
「開いてま〜す。どうぞにょ」
にょ!?
「にょって一体…」
俺はドアを開けた。
「ッッッ!?」
「いらっしゃいにょ。ミ〜ルたんだにょ!!」
そこには魔法少女のコスプレをした巨漢が居た。
「な…に…あれ…?」
私はイッセー兄の依頼人の姿に開いた口が塞がらないでいた。
とりあえずイッセー兄達の会話を聞くことにした。
「あ、あのう、悪魔を…グレモリーの眷属を召喚したりしませんでしたか…」
イッセー兄も目の前の存在に唖然としていた。
「そうだぬにょ。お願いがあって悪魔さんを呼んだんだにょ」
「は、はあ…」
(イッセー兄ッ!!)
私は今すぐにでもイッセー兄を連れ出したくて仕方がなかった。
あの巨漢から感じる威圧感からイッセー兄が危険と思ってしまうからだ。
(でもこの威圧感はきっとあの姿のせい違いない)
私はそう言い聞かせ、様子を見ることにした。
「ミルた
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