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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十一話:古代遺跡にて
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んだけど。
 今は無いから、後でね!

「……なあ、なんでそんな、平気そうなんだ?お前の、父親だろ?」

 それを、今、聞くかなあ。
 心が弱ってるんだろうけど!
 わかるけど!
 時間が無いので、ひと思いに殺ります!

「平気だと、思うの?」
「……思わねえけど。落ち着きすぎだろ」
「今は、他に、やることがあるの。のんびりくよくよ考えていい時間は、今じゃ無いの」
「……だけど、そんな……簡単に……」
「君に、ゆっくり考えられる時間をあげられないのは、悪いと思うけど。私はもう十分考えたし、諦めたわけじゃ無い。今は、どうにも出来ないだけ」
「今は……?」
「それも、後で説明するから」

 だから、今は、黙れ!

「今は、私を信じて」

 この非常時に、そんな重い説明とか勘弁してください。

「……わかったよ。悪かった」
「わかればいいよ」

 ヘンリーが、筏の櫂に手を伸ばします。

「……代わるよ」
「レベル1でしょ?無理しなくていいよ」
「……」

 レベルの数字がわかるわけじゃ無いけど、戦闘経験皆無な事実の比喩的表現ですね!
 力のステータスも、相応に低いでしょう!
 イケメンを気取るにはそれ相応の力が必要なんだよ、チミィ!

「あ、顔。治そうか?それなら、その間だけ代わって」
「……いいよ。どうせ、またやられるんだろ?魔力無駄にすんな」
「それもそうだね。あ、君はひたすら身を守っててね。ある程度、時間稼がないといけないから。無理しないで、早めに倒れていいから」
「……わかった」

 この程度のことで優位に立ったとか思わないけど、現状、戦力としては確実に私が上だからね!
 素直なのは、いいことだね!
 宿敵(ライバル)視点だとあまり喜ばしくないが、こういうときは、コイツが馬鹿じゃなくて良かったと思います!

 水路のもうひとつの終着点、遺跡の入り口付近にたどり着きます。

「じゃあ、行こうか。死ぬなよ!」
「……努力はするよ」
「それは私もか。モモ、行くよ!」
「ニャー!」

 遺跡の入り口での、今回最後の大仕事!
 強敵を相手に、パパンが追い付くまでの、時間稼ぎに挑みます!
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