夜更かし
[8]前話
僕は小学生の時、早く寝なさいと言われて何時も8時には床についていた。
当時それが当たり前だと思っていた僕は小学生5年生までずっとそんな生活を送っていた。
ある日、友達の健くんが自慢気にこう皆に語っていた。
「俺、最近面白いテレビがあってお母さんと一緒に夜更かししてるんだ。」
その言葉に愕然とし、もしかしたらあんなに早く寝てるのは僕の家だけではないのかと思いだした。
それから数日たってお母さんに黙って僕は布団の中で意識を何とか保ち一家寝静まった後そっと起きて夜中の縁側へと出た。そこには、夜8時までにはまばらにしか見ることの出来ない星たちが、燦々と輝き空一面に敷き詰められていた。
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