第103話 お化けも楽しむ夏祭り 咲き誇れ!光の花よ!
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グ「ユモ?どうした?」
私はその場から動けなくなった。なぜかって、誰かが下から私の足を掴んでいる・・・恐る恐る足元に視線を落とすと、地面から人間の手が伸び、手が私の足首を掴んでいた。すると、
ユ「キャア!!」
グ「ユモ!?」
体が、地面に引っ張られてく・・・!街荒らしの時の、フォアンの土の造形魔法のアリ地獄みたい・・・グレイが私の両腕を掴んで、思いっきり引っ張ってくれるけど、逆にどんどん吸い込まれてってる気が・・・浴衣だから自分では思うように動けない。
グ「おぉぉぉりゃぁぁぁぁぁっ!!」
ユ「キャアアアアアッ!!」
グレイのおかげで何とか助かった。
グ「な、何だったんだよ、いったい・・・ユモ、大丈夫か?」
ユ「う、うん。ありがとう、グレイ。」
とゆうか、この魔力、トーヤのお化けたちじゃない気が・・・
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『ここからまたリョウ目線でいきます。』
みんなが中に入って行った。いよいよ俺とルーシィの番だ。中に入るとまるで闇の世界だ。
ル「な、なんか、もう鳥肌が・・・」
俺は小刻みに震えているルーシィの左手をそっと握る。
ル「リョウ?」
リョ「心配いらねぇって。あのトーヤと契約してるお化けたちだ。ただ盛大に脅かしてくれるだけさ。」
俺の言葉にほっとしたルーシィの手を握ったまま、俺とルーシィは先に進んだ。すると、
『ウフフフフ・・・』
ル「ひぃ・・・!」
不気味な笑い声が聞こえた。たぶん、CDか何かで録音した誰かの声を再生してるんだろう。
『アハハハハ・・・』
『ヒヒヒヒヒ・・・』
ル「ねぇ、この笑い声、1人だけじゃ、ないわよね・・・?」
リョ「あ、あぁ・・・」
俺も額に薄っすら冷や汗が浮かんできた。その時、壁が盛り上がると、青白い人間の顔が俺とルーシィに向かって、一斉に・・・
『ハハハハハハハハハハハハハハハッ!!!』
笑い出した・・・
ル&リョ「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
俺はルーシィの手をしっかり握ったまま、ほとんど前を見ずに全力疾走でお化け屋敷の出口を目指した。出口が見えた瞬間、俺はルーシィを抱き抱える。
ル「え?ちょ、ちょっとリョウ/////////////」
リョ「しっかり掴まってろよっ!!」
俺はルーシィを抱き抱えたまま出口に向かって飛び込んだ。一気に視界が明るくなる。俺はルーシィ
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