暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十話:王子様が拐われました
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 よし、これは外部から来たパパンには不可能な犯行であることを裏付ける、重要な証言ですね!
 しっかり伝えてね、衛兵さん!

 犯人がそこから筏を使って堀を渡ったこと、逃げた方角(連れてきたかったのでわかんないとか軽くウソ吐きましたが、ぶっちゃけ北東)を示します。

「ご協力ありがとうございます!では、自分は、報告に戻ります!」
「私は、先行する。捜索隊が整うのを待っては、手遅れになるかもしれない」
「……お気を付けて!」
「ああ。ドーラは、城で待て!」

 慌ただしく城内に引き返す衛兵さん、疾風のように駆け去るパパン。

 ……ついてこい!
 じゃ、無いんですよね。
 トラウマ克服したみたいだから、ちょっとだけ期待したけれども!

 やっぱり可愛い女の子なドーラちゃんは、大事に守りたいわけですか、そうですか。
 状況が許せば大事に守られるのも、いいんですけど。

「いきましょうか、モモ」
「ニャー」

 ええ、モモ、いました。
 特に触れてませんでしたけど、ずっといました!
 賢いからね、お城の偉いかもしれない人たちと話すとき、ずっと大人しくしてくれてたんだよね!

 それはともかく状況は私に、大事に守られることを許してくれません。
 ちなみにここで城に残った場合、ヘンリーひとりではゲマ相手に全く粘れないのであっさりやられて連れ去られ、パパンは王子救出が叶わずひとり城に戻り、城に残った私を人質に取られ自白を強要されて以下略な事態に。
 この場合でもゴールドオーブはなんだかんだ砕かれるので、そこは大丈夫(?)です。
 他にも色々と微妙に違う行動を取った場合の鬱ルートがありますが、ともかくそんなわけで追うしかないし、追うと決めたのです!

 私が男だったら、パパンも迷わずついてこいって言ってくれたんだろうに(言われるだけで置いていかれるけど)。
 女だったばかりに、言い付けを破る羽目になって。
 それがどんな結果を、どう見える結果を招くかを考えると、すごく心苦しいけれども。

 今さら迷う余地は無いので、すぐに目的地に向かいます。
 目指すは北東の遺跡、では無くて。

 武器屋に防具屋、ですけど。



 観光なんかしてる時間は無いとはいえ、急ぐなら余計に、準備は大切ですよ?と言ったのは、私だったか。
 全く、その通りですよね。
 適当な装備のままじゃ、目的地にたどり着くにもかえって時間がかかってしまうわけで。
 今回はさすがに、本当に準備だけ済ませてすぐ出ますけどね!

 妖精の村で防寒以外はケチったこともあって、懐は割と暖かいので。
 武器に関してはとにかく強いに越したことは無いので、私にチェーンクロス(パパンの指導が早速生かされないけれども)と、モモに鉄の爪を買
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ