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ヘタリア大帝国
TURN83 ハニワとの戦いその三

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「彼等にはビームが通じません、ですから」
「我々はハニワ艦隊を攻撃する」
「そうするjのですね」
「そうです、ではお願いします」
「了解です」
「それでは」
 日本軍は真面目にやり取りをしていた、だが。
 イタリアは明るく彼のパイロット達に言った。
「じゃあ頑張ってきてね」
「はい、祖国さんもやられなで下さいね」
「俺達が帰る場所は置いておいて下さいよ」
「うん、大丈夫だよ」
 イタリアは大型空母の艦橋からモニターの彼等に手を振りながら言う。
「だって日本の妹さん達も一緒だから」
「あの、私ですか?」
 日本妹がそのイタリアに応えた。
「イタリアさん達のフォローを」
「助けてくれるよね」
 屈託のない顔でのお願いだった。
「それじゃあね」
「それじゃあって、ですから」
「だってここにはドイツいないしさ」
「あいついなくていいだろ」
 ロマーノはこんな調子だ。
「別によ」
「だってドイツいつも俺を助けてくれるし」
 何だかんだ怒りながらもそうするのがドイツだ。
「そのドイツも日本もいないから」
「それで私ですか」
「うん、駄目かな」
「いえ、駄目ではないですけれど」
 こうしたことは基本的に断らないのは兄と同じだ、だがだった。
 女に助けてみらう、日本妹はこのことに対してイタリアに問い返す。
「私は女ですが」
「俺いつも妹達に助けてもらっててね」
「だからですか」
「駄目かな、本当に」
「イタリアさん達さえよければですが」
「俺は必要ないぞこの野郎」
「いえ、それは」
 その話になるとだった。
「そういう訳にはいきません」
「だからいいって言ってるだろ」
「何か放っておけないので」
 ロマーノにイタリアと同じものを感じての言葉だ。
「ですから」
「ちっ、何でそうなるんだよ」
「とにかく。我々は攻撃を仕掛けました」
 日本妹はロマーノの抗議を置いておいて話す。
「まずはハニワ艦隊を倒し」
「そしてだね」
「艦載機が帰還すれば」
 その時にだというのだ。
「一旦後方まで下がりましょう」
「あっ、そうしていいんだ」
「空母の防御力は弱いですから」
 だからだというのだ。
「今は下がりましょう」
「うん、それじゃあね」
「後援護ですが」
 イタリアが日本妹の言葉に頷くとすぐにだった、夕霧達が出て来た。
「私達にお任せ下さい」
「君達も俺達を助けてくれるんだ」
「はい」
 夕霧は海軍の敬礼で笑顔でイタリアに答える。
「そうさせてもらいます」
「じゃあね」
 イタリアは夕霧の言葉に気さくにそうさせてもらうと返した、そしてだった。
 まずは艦載機達がハニワ達に向かう、それから。
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