第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第58話:嵐の前の静けさ……
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視線が一斉にマリーに向けられる……はずなのだが、張本人が彼氏と共に姿を晦ましている為、全員の視線が一致しない。
「ちょっと……あの馬鹿娘は何処に行ったのよ!?」
1日姉のリューノの言葉……
「あの……マリーさんならウルフさんと一緒に探検に行っちゃいました。リュカさんとベビーサタンが、じゃれ合ってる間に何処かへ行っちゃいましたよ」
元モンスターのクセに、私より遙かに大きいモノを揺らせて喋るホイミン。
「あ、あの女……抜け駆けしてんじゃないわよ!」
ヒステリックな叫びと共に、城内を探しに行くリューノ……
“抜け駆け”って何?
アリーナSIDE END
(サントハイム城)
マリーSIDE
パパと阿呆のコントが始まったので、私はウルフを連れてお散歩です。
何故なら、久しぶりに再会出来たのに、朝から晩(もう夕方よ!)までバトル三昧で、彼氏とイチャイチャ出来なかったから!
しかも魔法の鍵をウルフが保持してるらしく、この城にある宝の『マグマの杖』と『あやかしの笛』を手に入れようと思ってます。
本当はアリーナに許可を取らないとダメなんだろうけど、『拾った!』って言い張れば何となくOKな気がするので、ゲットしようと思ってます。
「ウルフぅ〜……ここを開けてぇ〜?」
「え……勝手に家捜ししたら拙いだろ!?」
あらあら……お久しぶりに甘えられちゃっらボウヤは、お姉さんの色気にタジタジかしら?
「良いのよ。まだ何処かにモンスターが残ってるかもしれないじゃない!? それを見つけて退治しようとしてるんだから、正義の名の下に許されるのよ!」
「相変わらずだなぁマリーは……」
うふふ……相変わらずのナイスバディーに、ボウヤのアレはビンビンかしら?
(がちゃり)「はい……鍵は開けたよ」
困り顔ながら魔法の鍵でロックを解除してくれる優しいダーリン?
なんやかんや言いながらも、私の我が儘を聞いてくれるのが大好き!
さて、ダーリンとラブるのは少しだけ我慢して、大事なアイテムを手に入れなきゃ……
扉を開けると目の前には宝箱が3つ。
でも周囲にはバリアの床が張り巡らされており、簡単に近付けな〜い。
「ウルフぅ〜……これもお願〜い?」
「えぇ!? この中にはモンスターが居なかったんだから、もう探す必要ないじゃん!」
あら……ちょっと離れている間にノリが悪くなっちゃったかしらん?
「でも、この宝箱がミミックかもしれないじゃん!? 一応確認して、適切な処置を施しておかなきゃ!」
「た、宝箱を勝手に開けちゃ拙いよ……ここはアリーナ姫のお城なんだよ! 許可を取ってからにしようよ」
「良いのよ! 世界補平和にする為に、共に旅立つ仲間の
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