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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
騎士だってたまには羽目を外したいんです。その6
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よーだ!!」
仲がよろしいようで結構だ。でも泥棒は犯罪だと言ったら「義賊だからセーフ」らしい。いいのか?


最後に沖浦君だが、彼だけ要領を得ない回答だった。
何でもあの手の入れ墨はあの日以来出せるようになり、その日から自分が悪魔になって廃墟になった東京を暴れまわる夢を見るそうだ。夢の中の沖浦君は力に溺れて暴れ回った挙句、何をやりたいのかを見失って好きだった女の子に見限られ殺されてしまうそうだ。
「そういえば・・・夢の始まりではいつも金髪の子供と喪服のおばあさんが出てきて『君は悪魔になるんだ』みたいなこと言われたなぁ」
「それじゃ沖浦君の力は悪魔の力?」
「・・・入れ墨ってのはシャーマニズム的な儀式で入れることもある。その憑依させた力が『悪魔』ってな所か」
若干魔法のような力が使えるようになったらしく、後で確かめたら鳥に使ったのは攻撃力が下がる魔法だとか。ビーム撃つよりははるかに魔法使いっぽくて、僕満足。


「で、高町君のあれは何なの?」
「・・・僕も知らない。ただ、この髪飾りが僕に力を貸してくれる」
ネックレスに変えようとして取ったら桃子お母さんに怒られたため未だに髪留め形態であるゼルギウスさんの事を適当に誤魔化しながら説明した。困ったら記憶喪失をゴリ押しした。由良君以外みんな納得してくれた。由良君も追及を諦めて取りあえず信じてくれた。ちょろい!

と、話が脱線してしまったが重要なのはこれからだ。
そのゼルギウスさんが教えてくれたあの光る石の情報を分かるだけ説明。とはいっても何らかの強い願望や意志に反応して化け物になるというとこ位しかわからなかったけど、取りあえず今の所あれを安全に封印できるのは僕か僕と似たような力を使える人(ゼルギウスさん曰くなのはちゃんは多分できるらしいけど巻き込みたくないので黙っておこう)しかいないらしいので・・・

「危ないからあの石を回収して回ろうと思う」
「・・・いいぜ。流石に町を化け物に闊歩されても困るからな」
「未来の義賊としてそんな危ないものを放ってはおけないわね!」
「こんな僕にも、手伝えることがあるのなら・・・僕、やるよ!」

・・・あれ、意外にも満場一致でみんな手伝う気だった。一度は襲われただけにあれが危ないものということは分かっているのだろう。皆カタギじゃない(?)みたいだしまぁ何とかなるのか?

「こんな危険な代物、必ず誰かが回収しにくる。そいつからたんまり謝礼を貰うとするさ・・・ひひひっ」
「ドロボーの予行演習みたいなものよね♪」
「この力で僕は変わるんだ・・・今までの僕とは・・・!」

・・・本当に何とかなるのだろうか。沖浦君が闇堕ちしそうで不安になってきた。由良君はすでにアウトだ。そして話を詰めるうちにだんだんスケールが大きくなっていることに気付
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