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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第14話 「必ず……また会える」
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最後まで責任をとらんかぁぁ!!」


東方不敗も又声を振り上げた。

皆で生きて帰る…。

その誓いは自分自身にとっても大切なものだから。



もう、この4人の中で誰1人欠けることがあってはならないんだ。

それほどまでの存在になっていたのに……



そして、アカーシャの頭に手を置いたまま・・・

2人の方を向いた。


『これは闇の力。……禁忌のひとつを限界まで使用したことへの代償なんだそうだ。 ……つまりは体が闇に喰われるんだ。ブラックホールみたいにな。  ……魔力と自然の力で闇を抑制しながら本来なら使うみたいだが……。 あの時はその余裕が無かったからな。何せ自分自身の所謂最終技を防がれたから……。自爆技を使わざるを得なかったんだ……。』


ジャックは、消えてゆく体を見ながらそう答えた。

その霧は、自分の体を奪いながら、上方へこの高い空へと吸い込まれる様に消えてゆく。


(闇なのに金色の霧か……。ブラックホールじゃなく、ゴールドホール、か。  ……これが 闇に消えるものへの闇からの餞別なのかもな。)


ジャックは…そうも感じていた。


消える事に悔いは無い。



だが……だけど、


まだ残している言葉がある。

まだ伝えたい言葉がある。



このまま…消えてはいけない。

東方不敗の言葉じゃないが、このまま消えるのは無責任もいい所だ。

ジャックは声を振り上げる。


『……だが信じてくれ。いつか、いつかは必ず帰ってくる。オレだってあいつを皆に押し付けて終われない!……オレだって…女を泣かせたままでは終わったりしない!……終わりたくない気持ちも…もちろんあるんだから。』


そして 再びアカーシャの傍に行き、膝を落として彼女の目を見た。

美しい赤い瞳。



『正直……何十年かかるか分からない。でも、戻ってくる。……必ず君に、会いに行く。……だから、その時まで お別れだ。アカーシャ。会いに行ったとき お前の子供を見るのを楽しみにしているからな。 その、一茶とは仲良くな?会いに言った時、幸せになっててくれよ?それを楽しみに戻ってくるから。』

そしてそう言ったそのジャックの身体は、上半身まで消えかかっていた。

アカーシャの頭にのせていた、優しくのせていた…

その手の感触が消えたその時。

アカーシャは俯いていた顔を上げる……。

必死に彼の言葉を思い出しながら……。





「わたし……達は、かな…らず……?」




これまでの戦いで、涙で、汚れた顔をジャックに向けた。

どんな表情だろうと……彼女の顔は綺麗で……美しかった。


『ああ
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