旧校舎のディアボロス
第03話
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ぐらいしか勝っている要素はないと思っている。
そして現在のイッセーと同じオーラを放つ人間の一人でもある。そのことを踏まえるとおそらく・・・
「やぁ。兵藤一誠君と望月朔夜君だね?」
「そうだが、なんかようか?」
イッセーがはっきりと敵意を向けて答えている。
「リアス・グレモリーの使いで来たんだ」
やはり、先輩の使いだったか。イッセーも驚いた反応を示している。
「そうか。俺たちはどうすれば?」
「僕についてきてほしい」
そう、木場が言った途端
「「「「キャアーーーーー」」」」
突如女子たちが悲鳴を上げる。
「ダメよ木場君!エロ兵藤と一緒なんて!!」
「穢れる!木場君が穢れちゃう!!」
「木場君×エロ兵藤なんてダレ得よ!!」
「いえ!木場君×望月君かもしれないわ!!」
「「「それよ!!」」」
突如寒気が俺を襲う。ここに居てはいけない。早く立ち去るんだと何かが警告している。
「何処にいけばいいんだ?早くいくぞ」
とりあえず木場を急かす。急かしたことが女子どもの琴線に触れたのかさらに色めき立っているような気がするが無視だ。
木場も苦笑してないで早く案内してくれ。
「ははは、こっちだよ」
そういって先に進む木場を俺たちはついて行った。
ちなみに俺と木場がそんなやり取りをしている間イッセーは天を仰ぎながらエロDVDのケースを拝んでいたことを俺は知らない。
◇◆◇
木場に案内された俺たちは今旧校舎の一室の前に来ている。そこにあるプレートには『オカルト研究部』と書かれていた。
そういえば、元浜がグレモリー先輩はオカルト研究部の部長だと言っていたな。オカルトな存在がそれを研究する部にいることで隠れ蓑としているのだろうか。
そんなことを考えていると木場が扉をノックする。
「部長。二人を連れてきました」
「ええ、入ってちょうだい」
先輩の返答が来たので木場は扉を開け中に入る。俺たちも続くように入る。
部屋中いたる所に見たことのない文字が書かれており、中央には大きな魔法陣。
まるで家にある魔法の練習部屋みたいだ。
ただ、部屋が暗い。明かりがロウソクの火だけだ。おそらく雰囲気作りなのだろう。
時間的にも夕方でまだ日が出ている時間だからここまで暗く。
部屋にあるソファーの上には小柄の女の子が座って羊羹を食べていた。
「よう、搭城」
「こんにちは、望月先輩」
と挨拶をする。
彼女は搭城小猫。俺たちの後輩に当たりグレモリー先輩がお姉さまならこっちはまさしく妹。中学生、下手をすれば小学生でも通りそうな小柄な容姿でそっち系の趣味をもつ男子に人気があり、女子の間でもマスコットとして人気だ。
「なに!?朔夜、お前搭城小猫ちゃんと知り合いなのか!?」
イッセー
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