旧校舎のディアボロス
第01話
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その能力を運動ではなく撮影に、それも女子高生の全てを撮るという下心に注いでいるという才能の無駄遣いの具現化した奴だ。ついた別名が『エロ坊主』や『セクハラパパラッチ』。
もう一人の方が元浜。
メガネを通して女子の体系を数値化する特技を持っている。才能の無駄遣いその二だ。ちなみに、メガネを外すと力が出ないらしい。お前はアンパンか。別名『エロメガネ』『スリーサイズスカウター』。
二人の後ろにいるのが兵藤 一誠。
二人ほど特異なものはないが、おっぱいに懸ける思いは人の数倍はあるだろうおっぱい魔人。胸の大きさについて語らせたら大変うるさいくらいに語ってくる。こいつは身体的特徴がないためか別名は『エロ兵藤』。また、あだ名である『イッセー』はかなり有名だ。
で俺はこの変態三人組のストッパー兼お目付け役として認知されている。松田と元浜とは中学、イッセーにいたっては小学校からの付き合いだからな。言っても聞かないが。
そんなことを振り返りながら止めに行こうとする。
「「やべぇ、逃げろ!!」」
「うぉ!!」
突如、松田と元浜が走りだし、イッセーはいきなりの事にしりもちをついた。そして
「またあんたらの仕業ね・・・」
「いや、『あんたら』って・・・俺は見れてない・・・」
しりもちをついたイッセーは竹刀を持った女子達に囲まれた。このままだとボコボコにされるだろう。
自業自得ではあるがイッセーは未遂であるため助け舟を出すことにするか。
「少し待ってくれ。そのバカは未遂で見ていたのは松田と元浜だ」
「朔夜!」
「こいつは俺が説教しておくから残りの二人の方に行ったらどうだ?旧校舎の方に向かったようだ」
「望月君がそういうならわかったわ。お願いね」
そういうと女子たちは旧校舎の方に走って行った。
「サンキュー、朔夜。助かった」
「これに懲りたら少しは自重しろ」
「いや、だって女子の生肌を拝めるんだぞ!見たい決まってるだろ!」
本当に少しは反省してほしいものだ。
そう思いながらイッセーの頭を殴る。
「イテッ!なにしやがる!」
「言っただろう。『俺が説教をしておく』と」
「だからって殴ることはないだろ!」
「何度言っても聞かないお前が悪い。それに・・・」
「「ギャァァァァァーーー!!!」」
説教を続けていると何処からか男の悲鳴が2つほど聞こえてきた。
「それに、あんな風にボコボコにされるところを、拳骨一つで済んだんだ。安いだろ」
「・・・そうだな」
そんな会話をしながら俺とイッセーは旧校舎に向かった。
◇◆◇
旧校舎の前に付いた俺たちの目の前に竹刀でタコ殴りにされたであろう二人が転がっていた。
「イテテテ・・・おい、朔夜!俺たちを売るとはどういうつも
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