燿を賭けてのトライアスロンA
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回避されてしまった。だが、それでいい。開始の1?なのだから。
それから始まったのは魔王級5人(8人)による戦いだった。血肉脇踊る楽しい楽しい戦いだった。だが、数時間の戦いは以外な事で決着がついた。
『あ、ゲーム終了ですね』
『そうじゃな』
「「「「え?」」」」
「おい、どういう事だ? 誰も通してねえぞ?」
『いえいえ、通ってますよ』
そして、映像を切り替えると、ゴールに立って、俺が投げた槍をブンブン振っているリタの姿があった。
「いつの間に行ったんや?」
『最初に投擲された槍はリタさんの身体の一部……小さな分体みたいな物だったようで……つまり、寄り代ですね。それが皆さんの戦闘域から離れた所に落ちた後、分体と本体が入れ替わって、後は頑張って走ってましたよ。透明になったステルス状態で槍だけ動いてましたから』
『幽霊ならではの方法じゃな。よって、勝者はイッセーチームじゃ』
「負けた……あっ」
「おっ」
俺と燿の前にギアスロールが現れた。それによって、燿は俺の所有物となった。
「まあ、負けたから仕方無い。それじゃあ、これからよろしくね」
「軽いな。まあいいが、よろしく」
「だって、別に強いのは確認できたから、私の主人としてはいいかなって。そんな事より、そっちの世界は天使とか悪魔とかいるんでしょ? 友達もっと作りたいしね。そっちに行くために必要なら、別に構わないってのが本音かな。あと、こっちにも休みなら戻ってこれるみたいだし。いいよね?」
「ああ、それぐらいなら構わないな」
「じゃあ、オーフィスもよろしくね。いっぱい遊ぼ」
『……我、燿と遊ぶ』
「じゃあ、解除するか」
俺は融合状態を完全に解除する。
『うむ……なっ、なんだこの感覚はっ!! うぉおおおおっ!!』
「ちょッ、ドライグっ!?」
膨大な光量と共に、現れたのは、真紅の龍角の生えた真紅の髪の毛に真紅の瞳、そして額には黒い竜眼をし、龍の尻尾が生えた美少女だった。肌は白く、裸体の全てを晒している。
「なっ、なんだこれは……俺はいったいどうなってるんだぁあああああああああああぁぁぁぁっ!!」
少女の様なソプラノボイスで、絶叫が轟いた。
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