10部分:第二幕その二
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それも」
「ええ、御願いするわ」
夫人はスザンナの提案に対しても頷いた。
「それでね」
「わかりました。それでは」
「じゃあわしはこれで」
フィガロは早速動きだした。
「ケルビーノを呼んで来る。それじゃあ」
「ええ。御願いね」
こうしてフィガロは部屋を後にした。二人はそれを見送る。夫人はフィガロがいなくなるとすぐにスザンナに顔を向けて言うのだった。
「ケルビーノはあの人が貴女に言い寄るのを聞いてしまったのね」
「はい、それで」
だからであるのは夫人ももう知っているのだった。
「今から連隊に」
「可哀想なこと」
素直にケルビーノに同情していた。
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