常盤台中学襲撃事件
Trick35_信乃にーちゃんは何してるのよ!
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に銃を向けて
威嚇している男が急かすように言う。
「わかってるよ。そんじゃ超電磁砲、眠ってもらうか」
もう一度首を絞めるためにゆっくりと近づく。
御坂達、生徒は商品。依頼人に言われて傷ができるだけつかないように
丁寧に捕獲する。
「その駆動鎧、防電仕様なのよね?」
「おう、だから諦めな」
さらに数歩近づいてくる。
「でもさ、防電仕様って言っても全てのパーツがそういうわけじゃないでしょ?
機械なんて電気がなければ動かないわけだし。
それならどれが防電の役割をしてると思う?
私はね・・・その表面の金属があやしいと思ってるのよ!
でも今は傷が付いていて完全には防げないんじゃないの!!?」
駆動鎧の表面に防電がされていれば中の機械は通常の駆動鎧のままで問題ない。
まさか御坂の事だけを考えてフルオーダーの駆動鎧のはずがない。
ならば一番怪しいのは表面。絶縁コーティングをしていれば簡単で安くすむ。
そして、対策がしてあるであろう表面も、砂鉄の剣で傷が入り隙ができた。
「そこに電撃を入れたら!!!」
三度雷光が迸る。ピンポイントで男に切りつけた左肩を狙って。
「残念だな。外れだよ」
御坂の電撃は男の前で阻まれたように四散した。
「こいつは電撃を反らす能力を参考にして作った、
対 電撃使い(エレクトロマスター)の装備だ」
反らされる電撃の中心では、駆動鎧で表情は見えないが間違いなく笑っているであろう
嬉々とした声でベルト部分にある装置を指さしながら説明する男がいた。
1度目の電撃も2度目の電撃も、気が動転していて電撃を防がれた様子をよく見ていない。
だか今回は間近で、自分の3メートル手前でそれを視認した。
その反らされ方は御坂は何度か見ているものと同じだった。
「どうだ? 自分の力が通用しない無力感は? ははははは!」
「ほんと、残念ね。表面に絶縁加工でもしてれば、切りつけた後に攻撃するっている
手間を私に掛けることができたのに・・・・」
「あん? 意味わかんねぇよ?」
「あんた、この前襲ってきた奴の仲間か、もしくは同じ奴に雇われたんでしょ?
だったら報告を受けてないの?」
「だから意味がわかんねぇよ? 頭イカれてんのか?」
「イカれてるのはあんたの方よ。
最近、普通に電気が効かないやつばっかりよね。
無力化するは、人の電気は反らすわ。しかも反らすのは2人もいたし。
あ、化物も含めたら2人と1体か」
無力化はもちろん上条当麻。
反らしたのは木山春生と前回の強襲筋肉男、そしてAIMバースト。
今までの経験から表面の絶縁加工で防いでいるのでなければ、この方法
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