暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick35_信乃にーちゃんは何してるのよ!
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えば、勝てない戦いのなので逃げて欲しい。

だが、そうすれば怪我をするのは生徒たちだ。
なんの戦い手段を持たない子供たち。超能力のレベルが高いといっても戦いとなれば別。

優先すべきは無防備な女生徒たちだ。



装着し終わったA・Tを使って路地の壁を登り、建物の屋上へ。

そして火柱を上げながら、地図上で見れば文字通り一直線で常盤台へと向かって行った。


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プルルルル、プルルルル

「はい、こちら常盤台中学警備室です」

『匿名の電話だ。今から常盤台中学に不審車両が向かっている。
 信じられないかもしれないが、一応動くだけ動いた方が良い』

「な、なんだって!? あんたは一体だれ」ブツッ「 ・・・電話が切れた?」

「どうしたんだ?」

「いや、ここに不審車両が向かってくるっている匿名電話が・・・・
 誰だか聞く前に電話を切られちまった。でも女の子の声っぽかったけど」

「なんだそれ? イタズラだろ」

「でも警戒を少しだけ高めてもいいじゃないか?
 もし本当だったら後手後手になるし」

「それもそうだな。一応校門を閉めておくか。車とかで来られても。少しは防げるし」

3人の警備員は半信半疑ながらも、プロ意識として行動に出た。





電話がかかってきてから数分後、3人の警備員は校門に鍵を入れていた。

「これでよし」

「こっちも裏門の方も閉めてきた。2人とも装備は大丈夫だな」

「もちろんだ。ゴム弾の装填と、スタン警棒のバッテリーも大丈夫だ」

「俺も同じく大丈夫。ま、どうせイタズラだろうがな。

 ん? 車の音? なんだあのごついトラックは!?」

見えてきたのは大型トラック。深緑色をしている車は、テレビで放送される
軍隊が使用しているものと同じ。荷台には複数の人、もしくは兵器が乗っているだろう。

「まさかあれが不審車両!? やばい! あんなのなら校門をぶち壊せる!!
 おまえ、部屋に戻って外部に連絡を! 俺ら2人で食い止めるから!!」

「わ、わかった!」

トラックはどうやって学舎の園に入ったのかさえ疑うほどの大きさをしていた。
あの大きさであれば、たかが鉄でできた門など紙くずに等しいだろう。



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ブブブブ

(ん? 携帯の着信?)

警備員に電話をしていた同時刻。
授業中に御坂美琴のマナーモードの携帯電話が震えた。

電話には出るつもりはないが誰から来たのか気になり、
周りに気付かれないように開き、内容を確認
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