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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第52話 終わりと始まり
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「にゃ〜っはっはっはっは!! 急に2人の気配が消えたから一体どうしたのかと思ったら!」
「ぷぷぷ、姉さま達、グッジョブです」
黒姉と白音はそう言いつつお腹を抱えて笑ってた。一方他のみんなは目が点になって固まってるわ。そんな中最初に正気になって動き出したのは……
「……っ! 貴様らぁっ!!」
ゼノヴィアだった。
「やはり堕天使共と繋がっていたな!! 今この場で滅してくれる!!」
そう言ってゼノヴィアはエクスカリバーを手に私と龍巳に斬りかかって来た。なるほど、そういう解釈になっちゃうか。っていうかやはりって、もしかして最初から私達と堕天使がつながってるとでも思ったのかな? ってそう言えばここにはレイナーレもいるし、そう思われても仕方ない……のかな?
そんなことを思いつつ私はゼノヴィアが振り下ろしてくるエクスカリバー、
破壊の聖剣
(
エクスカリバー・デストラクション
)
を私が持ってる
天閃の聖剣
(
エクスカリバー・ラピッドリィ
)
で受け止めようとすると
「おっと、そこまでにゃ」
「大人しくしてください」
一瞬にしてゼノヴィアの背後に回り込んだ黒姉と白音が彼女を床に組敷き、その首元には龍巳が右手に持つ
透明の聖剣
(
エクスカリバー・トランスペアレンシー
)
を突きつけた。そのあまりの速さにゼノヴィアは目を白黒させて混乱してるわ。一方それを見たイリナは
「ゼノヴィア!」
と叫びつつ日本刀の形に変えた
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
を抜き放ち……そのままどうすればいいか分からないといった感じにオロオロし始めた。……うん、やっぱりイリナはこんな感じのほうがかわいいよね。とそこで正気を取り戻したゼノヴィアが
「くっ! 何をやっているイリナ! こいつらはエクスカリバー強奪の犯人だぞ! 早く斬れ!」
と言った。それに対してイリナは
「でも、だけど……!」
そのまま
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
の切っ先を私と龍巳の間でウロウロさせて泣きそうになってた。
「イリナ、落ち着いて。私は犯人じゃないし、ちゃんと事情も説明するから。だから今はとりあえずその刀を納めて」
そう言って私はイリナに歩み寄る。
「でも、でも……」
「耳を貸すなイリナ! 早く斬ってしまえ!」
私とゼノヴィアの間で板挟みになったのかこれまで以上に混乱するイリナ。そんなイリナに私は歩み寄り、右手に持った
天閃の聖剣
(
エクスカリバー・ラピッドリィ
)
を左腰に再び下げると、空いた右手でイリナの持つ
擬態の聖剣
(
エクスカリバー・ミミック
)
の刀身を掴んだ。
「っつ……」
掴んだ瞬間手のひらに鋭い痛みが走り、掴んだ場所から血が滴り落ちる。さすが伝説の聖剣、刃物
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