第102話 『雨』
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私はさっきまで横になっていたベッドのシーツを整えている最中。入院してから1ヶ月。私はようやく、ギルドに帰る事が出来るんだっ!!
マ「ん、ん〜〜〜〜〜!」
私は体全身を思いっきり伸ばす。ずっと寝たきり状態だったから、すっかり体がなまっちゃった。ギルドに行ったらユモと特訓しようっと。約束したもんね。
マ「それにしても、病院ってほんっと退屈だなぁ〜。」
ギルドでみんなとどんちゃん騒ぎも出来ないし、動物たちとも遊べない。入院している間は何もかもがつまんなかった。まぁ、入院してる間は、毎日最強チームのみんながお見舞いに来てくれたんだけど、みんなが帰っちゃうとやっぱり退屈&つまんない&暇。毎日必ず朝6時に看護婦さんに起こされて、味気の無い病院のまずい朝食を食べて、みんながお見舞いに来て、みんなが帰って、味気の無い病院のまずい夕飯を食べて、毎日必ず夜9時には電気を消される。この繰り返しだった。それが今日やっと終わったぁぁぁっ!!自由って素晴らしいなぁ。
ナ「お〜い、マヤ〜!」
ハ「マヤ〜!」
ナツとハッピーがひょこっとドアからいつもの笑顔で顔を出す。迎えに来てくれたんだっ!!私は荷物を持って病室を飛び出す。
ナ「もう平気なのか?」
マ「うん!もう元気100%だよっ!!」
ハ「あんまり無理したらダメだよ。」
マ「分かってるよ。」
病院の窓口で、退院手続きをして、ようやく病院から脱出ッ!!
マ「やっぱり外はいいなぁ〜。」
私はもう一度、体全身を思いっきり伸ばす。すると、後ろからナツが抱き付いてきたっ!!
マ「わわぁっ!!ナ、ナツ!?い、いきなり何・・・/////////////」
私の顔はりんごみたいに真っ赤だったと思う。そんなのお構いなしに、ナツは更に強く抱き締めてくる////////////
ナ「・・・無事で、よかった。」
マ「え・・・」
更に抱き締める力が強くなって、ナツの体が小刻みに震えているのが分かった。ハッピーも、私の腕にしがみ付いて小刻みに震えている。
ナ「マヤが倒れたって聞いた時、俺、めちゃくちゃ怖かった。もし、マヤが死んだらどうしようって、不安になったんだ・・・」
ハ「おいらも・・・」
マ「・・・・・」
私の事、こんなにも心配してくれてたんだ・・・
マ「ゴメン・・・」
ナ&ハ「え・・・?」
今度はナツとハッピーが驚く。
マ「私が、あんな事にならなければ、試験も最後までやり通せたし、災いの天使(ディザスタエンジェル)にも、襲われずに済んだのに、フレイも、死ななかったのに、全部私のせいで・・・本当にゴメン・・・」
私は、ギルドに帰ったら、どんな顔をして帰ればいいのかな・・・?
ナ「誰のせいで
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