遅れ
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補助機関車を呼ばないとね。
僕はマイクのスイッチを入れて
『皆様、本列車は現在約5分の遅れが出ています。銀河鉄道運行規則に基づき補助機関車を呼び動力を上げることが予想されます。ですのでお荷物などにご注意下さい。』
さてと後二時間くらいで地球か〜。
あれ?
地球になんおようなのかな?
現在の本部はトレーダーにあるはずなのに。
「入っていいんかな?」
「どうぞ。」
なんだろう。
あんまり話したくはないんだけど。
「失礼するよ。」
「なんのようですか?時空管理局海上警備部捜査司令兼特務六課課長八神はやてさん。」
「そこまで知られとるんか。やっぱり侮れんわ。」
そりゃあ有名人ですもんね。
「それで何のようでしょうか?」
「さっき夏村言うてたやん。やっぱり未來くんに関係するんか?」
これって答えて良いのかな?
一様銀河鉄道の中では極秘扱いらしいんだよね。
「すみません。僕からはお答えできません。」
「どうしてや?そんなこと隠してもしょうがないやん。」
「新銀河鉄道管理局では重大事項の一つですので。それに私は・・・」
「?」
ヤバい。
僕の情報を流しそうに・・・あれ?
いま僕じゃなくて私って言ったよ。
僕が私なんて言うはずがない。
となるとこの人となにか関係があるはず。
「すみません。一年前の惑星爆発に心当たりはありますか?」
新銀河鉄道管理区間内エリアA支部担当惑星オーグル。
近代化した街並みとは別に豊富な自然環境を持つ惑星。
農業、工業がバランスがとれた経済を持つなど高度な社会環境を持つ惑星の一つである。
そんなオーグルに突然起きた地核大変動。
あらゆら生命体、植物を一瞬にして消し去り、オーグルは死の星となった。
そして数時間後には惑星爆発を起こし無くなった。
本当に突然の出来事である。
SDF(空間鉄道警備隊)や新銀河鉄道管理本部研究院、MR(魔法警備隊)、SPG(空間擲弾装甲兵)の調査でも自然爆破ではなく人口爆破の確率が高いとされたがその後調査は打ち切られてしまった。
噂によると管理局本部が関わりたくない組織が関与していたためとからしい。
「オーグルは本当に残念やった。」
「知ってるんですか?」
「もちろんや。オーグルが爆発したのは時空管理局が持つアルカンシェルによる次元断層が影響しているんやから。」
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