暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
31話:本局見学会でございま〜す
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「ただいま〜」
「お邪魔しま〜す」
「おい〜っす」

本局からテスタロッサ家へ戻り、ちょっとお邪魔する事に。

「お帰り、フェイト、なのは。士はもう少し挨拶をしっかりしたらどうだ?」
「うるへー、わしの勝手じゃぼけぇ」

フェイトは帰り途中で買った物をテーブルの上に置く。

「クロノ、一人?」
「あぁ。エイミィはアルフの散歩がてら、アレックス達のところに食事を差し入れに行ってるよ。二人とも、インスタントばかりなんだそうだ」
「あ〜…」
「なるほど…」
「それは栄養バランスの悪い食事なこって」

だが、この国のインスタントはうまいから、ハマった事は良しとする!

「艦長はフェイトの学校。担任の先生とお話だそうだ」
「うん」

そう頷いて、フェイトとなのははクロノと同じようにソファーに座る。俺はコップを拝借し、水道水を入れる。

「しかし君達…本局でリーゼ達に何か妙な事を吹き込まれたりしなかったか?」
「妙な事って?」
「どんなこと?」

少し真剣な面持ちで言うクロノ。それに対し笑顔を見せながら返す二人。いやはや、二人の顔が意地悪く感じるのは、俺だけだろうか。

「あの二人は、腕は立つし仕事はしっかりしているんだが…プライベート面がどうにも猫だから…」

クロノ、お前はどんな目にあってそんな考えを持つようになったんだ……

「別に、そんなに妙な事は言われてないもんね〜?」
「ね〜?」
「ね〜?」
「士、君がやると気持ち悪いんだが」

失敬な、さっきから酷すぎるぞクロノ執務官。ここは乗るべき場面だろ。

「まぁ…それなら、いいんだが…」
「将来のことについて、ちょっと話してたの」
「リーゼさん達によると、私は執務官、なのはは武装局員の教官が似合うって」
「それはまた、あの二人にしてはえらくまともな話を…どういう風の吹き回しだろう?」

ほんとお前、いくら何でも相手は一応師匠の筈だぞ。もう少し敬意を払ったらどうだ。

「因に士は?」
「色々あるってさ。決してはぶられた訳じゃねぇぞ」
「クロノは、どう思う?」

フェイトが聞くと、クロノは腕を組んで頷いた。

「確かに慧眼だな。似合うというか、それぞれの資質に対して、的確だ」
「ほんと?」
「なのはの戦闘技術は実際大したもんだ。魔力任せに見えて、要所で基本に忠実だからな。頑丈なのと、回復が早いのもいい」
「ぅぅ、喜んでいいやら、傷ついていいやら…」
「なのは大丈夫、褒められてる褒められてる!」

クロノの言葉に少し落ち込んだ様子のなのはに、フェイトが必死にフォローを入れる。

「フェイトは勉強好きだし、厳しい執務官試験もそれなりに楽しめ
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