暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
31話:本局見学会でございま〜す
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可、もらってくるから」
「「は〜い」」
「頼むわ」
そう言って先に行ったロッテを追うようにアリアが走っていく。
「管理局も色々だね〜…」
「そうだね…」
「でも……フェイトちゃんはやっぱり、執務官が似合いそうかな?どう思う、士君」
「俺もいいと思うぞ、テスタロッサ執務官?」
「もう、ふざけないでよ〜」
別にふざけているつもりはないのだがな。
「ん〜…でも、私はどうなのかな…?」
「どうって…?」
「将来の事、なんだかあんまり、ちゃんと考えられてなくて…」
「今は色々と忙しいしね」
「それ以前に今の段階で細かいとこまで考えなくてもいいんじゃねぇのか?」
「まぁそうかもね……」
ちょっと不安そうな顔で俯くなのは。別にそこまで気にする事かねぇ?
「でも、一つだけいい?」
「…?」
そんななのはに、前置きをしながら話しかけるフェイト。それに答えるようになのはも顔を上げる。
「武装隊が、なのはに取っていいかどうかはわからないけど……なのはは、何かの道を極めるのも、誰かに何かを教えたり、導いてあげたりするお仕事、きっとどっちも似合うと思うよ」
「……そう、かな…?」
「うん、きっと」
こう言いきれるのも、仲がいい証拠かねぇ……
なんにせよ、フェイトの言葉を聞いたなのはは、顎に手を当てて考え始める。
「う〜ん…今は、教えられてばっかだし、そんな風になれるのが、いつになるのかよくわからないけど…」
「それは私も。私も将来の事なんて、まだ全然わかんないよ」
「それが普通だろ。まだまだ俺達は子供なんだから、十年、二十年先の事なんかわかんなくて当然だ」
「…そうだね」
俺の言葉になのはは少し口角を上げて頷いた。ま、俺の場合中身は大人なんだけどね!
「私、フェイトちゃんや士君となら、ちゃんと考えられる気がする」
「…私は、なのはや士が…二人が一緒だから」
「一緒だからだね」
「うん」
笑顔で頷くフェイト。なのはもそれにつられて笑顔を見せる。
「…それじゃあ、これからの事もきちんと考えながら生きていきますか」
「なんか今まで考えてないって感じのいい方だけど…」
「まぁ、そうだね」
その後、リーゼ達にさらに奥のところまで案内してもらい、色々な話も聞けた。
「そういえば、クロノが兄貴ってのも、意外と新鮮みがあっていいかもね」
「じゃあさ、フェイトが『お兄ちゃん』って呼んでみたらどう?」
「ふぇ!?お、お兄ちゃんなんて、そんな…」
「え〜、呼んでないの?」
「な、なのはまで…」
「呼ぶ時は画像撮っておいてな。あいつのテンパるところが見たい」
「あ、それいいね♪」
「撮るんだったらアタシらにも見せてね」
「え、えぇ〜!?」
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