暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
31話:本局見学会でございま〜す
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「うん!能力的には実の兄妹っつっても、違和感ナッシングだ」
「ありがとうございます、うれしいです」

そう言いながら顔を朱に染めて頭を下げるフェイト。クロノ、お前はいい妹を持ったな……

「ただし!執務官になるとしたら、半年に一度しかない“執務官試験”は、難しいぞ〜♪クロノだって一回落ちてるんだから」
「「えぇ〜!?」」
「筆記も実技も、それぞれ合格率15%以下だかんね〜」
「責任重大だし、指揮官能力と個人スキルが両方必要だしね〜」

語尾を伸ばしていう二人の表情は、どこか意地悪そうに見えた。

「相当厳しいんだな」
「大変そうだね…」
「う〜…」
「フェイトはアレだよ、捜査官っつう手もあるぞ?」
「ん〜…なんか似合いそうで似合わない。捜査官は、どっちかって言うと腕っ節の体育会系ってイメージが…」
「インテリ型もいるけどな」

と、そこからはリーゼ達が面と向かって話し込み始めてしまい、俺達は蚊帳の外、みたいになってしまった。おいおい、案内はどうした案内は。

「でも、フェイトちゃんは執務官似合いそうだね」
「そ、そうかな…?目指すとしたら、色々大変そうだけど…」
「そっちの方がやりがいあるだろ?」
「ん〜…そう、だね…」

俺の言葉に笑顔で返してくるフェイト。こいつもクロノに似て頑固者だからな。決めたら決めたで、そこに向かって突っ走るだろう。

「なのはは、局の仕事をするとしたら、何に―――」
「「武装局員!!」」
「ふぇぇ!?」

フェイトの言葉を継いだのか、遮ったのかわからないタイミングでリーゼ達が戻ってきて、声を揃えてそう言った。息ぴったりだな、流石双子。

「うん、データ見るがぎりでは、それ以外あり得ない」
「戦闘派手だし〜。よかったな〜なのは、将来が決まったぞ♪」
「よ、よろんでいいんでしょうか…?」

また意地悪く二人にそう言われ、なのはは苦笑いを浮べる。

「まぁその辺の冗談はさておいても、武装隊入りは悪くないと思うよ」
「は、はぁ…」
「君のスキルを考えたら、多分候補生から入って士官直行コースだろうし、二年ぐらいで中隊長になって、その間に教官訓練も受けて、四、五年後には教導隊入り、な〜んてコースも夢じゃないかもね」
「う〜ん…」

まぁいきなりそんな話されても仕様がないよな。

「因に士は、選ぶの難しそうだね。色々できそうだし」
「まぁそうだな。それこそ、ちゃんと局のシステムやら理解してから、自分にあったやつを決めるのも、悪くないと思ってる」
「お、意外と大人じゃ〜ん」

意外とは余計だ、と口に出かけたが、ロッテ辺りから何かされそうなので押し止めた。

「お、知った顔発見!お〜い!」
「三人共、ちょっとここで待ってて。奥の方の見学許
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