第101話 火炎石
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ギルドに行ったら、ミラさんに、
ミ『マヤが、マヤが倒れて入院したって・・・』
と聞いて、私は全力疾走でマグノリア病院のマヤがいる病室に駆け込んだ。
ル「マヤ!!」
荒々しく音を立ててドアを開けると、私以外の最強チームは全員揃っていた。ベッドにはマヤが寝ていた。
エ「ウェンディの治療もあって、すぐに病院に運んだから、命に別状はない。」
ル「よかったぁ〜。」
私はへなへなぁ〜とその場に座り込む。
リョ「夜に何があったんだ?」
ウェ「夜中の2時過ぎくらいに、マヤさんの雄叫びが聞こえて、急いで駆けつけてみると・・・」
シャ「マヤが四つんばい状態になってたってわけ。」
なぜ、四つんばい状態?
エ「で、マヤの右手にこれが・・・」
エルザが私たちに見せたのは、炎のように赤い卵くらいの大きさの石。
ナ「何だこれ?食いもんか?」
ハ「絶対違うと思うよ。」
私もそう思うわ。すると、私の横に立っていたショールが目を見開いて、震える指先で赤い石を指差すと、
ショ「こ、これ、火炎石だっ!!」
ショ以外「えぇぇぇぇぇっ!!!??」
え、でも、マヤの体内に埋め込まれていたんじゃ・・・
ト「マヤさんが、自分で取り出したって事ですか・・・?」
グ「トーヤの言うとおりなら、どうやって取り出したんだよ・・・」
ますます謎が深まっていくばかりだわ。
エ「ユモは何か気づかなかったか?隣の部屋なら、何か聞こえたんじゃないか?」
ユ「う〜ん・・・あ、そういえば、マヤと誰かがしゃべっているみたいだったけど・・・」
夜中の2時過ぎにっ!?
ナ「そのマヤとしゃべっている奴等、誰か分かんねぇかっ!!」
ナツがユモの両肩を?んですごい勢いで上下に揺らす。
ユ「た、確か・・・ニーナとノーナって、言ってたような気が・・・」
ユ以外「ニーナとノーナ!!!??」
モミジ村で、行方不明の人々を捜すために乗り込んだギルド、硝子の人形(クリスタルドール)にいたあの双子の人形の事!?
ウェ「あの事件の後、村の人たちに燃やされそうになったところを、マヤさんが引き取ったんですよね。」
リョ「そういや、引っ越しする時に、ダンボール箱の中に入ってたぞ。」
ニーナとノーナが関係してるのかしら?ナツはユモの肩から手を放すと、
ナ「俺、マヤの部屋見てくるっ!!」
病室を飛び出そうとするナツのマフラーを慌てて掴んで引き止めた。
ナ「うおっ!!何すんだルーシィ!!」
ル「マヤの家は女子寮よ、あんたが勝手に入ったら大変な事になるわよ!ニーナとノーナの事は、私とユモが調べてくるから。マヤが目を覚ましたら真っ先に教えて!!ユモ、行くわ
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