暁 〜小説投稿サイト〜
少年は魔人になるようです
第61話 エキシビジョンが始まるようです
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ューとか苦手ですので!!」
ドゥッ!
「あっ、逃げた!部員に連絡して追わせろ!」

「なら、こっちは準優勝のアリア選手に……って、もう居ないし!?」

「やめとけ、織原に殺されるぞ……。」


ギャーギャー言いながら追って来るマスコミ(?)を、屋根を八艘跳びして何とか撒き、遅いとは分かりつつも、

追跡魔法を使う。すると。


「―――見つけた。」


風の精霊が、父さんの位置を掴んだ。影は追い掛けないって決めた。

けれど・・・あとを、姿を追うのは当然だ。仕方ない。


「地下、なのかな……?とにかく、行こう。」


決心すると、図書館島へ向かう。地下へ行く為の地図が必要だし・・・何より、あそこは地下に直接繋がってる。

管理する人には悪いけれど、最悪の場合、地下の壁を壊しながら目的地へ行かせて貰う。

こっちは、行方不明だった父親を追ってるんだ。大目に見て欲しい。だって――――


「……一発くらいぶん殴らないと、気が済まないよ!!」

Side out


Side ノワール

「の、ノワール。アレ、どうにかならんのか?」(ヒソヒソ

「なる訳ないでしょう?あれは相当キレてるわ。責任は本人に取って貰いましょう。」(ヒソヒソ


明日の計画の為、早めに森のお家に帰って来ていた私とエヴァ―――

いえ、シュウとネカネ、それと救護室に運ばれたもみじを除く皆は、非常に困った状況にあった。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
……ゴ、ゴルゥ? グルァ!? ガウッ クゥゥン

「うるさい。」
キャィンッ!×4


アリアの一切容赦の無い叱責を受けて、ご主人様の周りを回っていた虎ちゃん達は皆、逃げるように帰った。

そう、武闘祭から帰って来てからアリアは、これまでになく不機嫌なの。

普段も喋らない方とは言え、ただいまも言わないで、喋ったのは今の『うるさい』だけ。

声をかけても反応無かったのよ。


「刹那、愁磨さんはまだなのか?」(ヒソヒソ

「ど、どうでしょう?もう少しで帰って来そうなものですが……。」(ヒソヒソ

「さ、流石に今の状態がもう一時間も続くのはごめんじゃぞ。」(ヒソヒソ

「・・・・。」(ガタッ

「「「「「「「(ビクゥッ!)」」」」」」」


突如アリアが立ち上がって、玄関の扉を凝視する。気付き、耳を澄ますと・・三人分の足音が近づいてきた。


―――――――――――――――――――――――――――――

subSide ネカネ

「うーん、うーん………まだ痛いよぉ〜。」

「だ、大丈夫ですか?もみじさん。辛いようでしたら……。」

「気にすんな。あ
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