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ゲルググSEED DESTINY
第二十六話 ベルリンの炎
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!』

スーパースキュラやツォーンMk2によって一撃で仕留めようとするが、フリーダムはその機動力を生かし、なんとか回避しきる。それを見たスティングはアームユニットであるシュトゥルムファウストを切り離し、5連装スプリットビームガンで動きを捉えようとする。
ミサイルも放たれ、回避するルートは次々に狭められていく。最早一方的な詰め将棋。回避するルートがなくなったときがフリーダムの最後だろう。

『ハハハッ、最高じゃねえか。この機体はよッ!!』

スティングは足りない一人の違和感など戦闘での高揚によって失われていく。今はただ、自分に辛酸を舐めさせられたフリーダムをこの手で落とすことのみに集中していった。







スウェンが操るストライクノワールの放つショーティーの連射が、遂にクラウのガルバルディβの左腕を捉える。元々シールドを断たれた時に損傷していた左腕は反応が遅れていた為、腕を動かしての回避が間に合わなかった。

「ツッ―――!?」

左腕が吹き飛ばされると同時にバランスを崩す。ビームによる左腕破壊の衝撃と、失った左腕によって機体のバランス感覚が崩れたことが原因だろう。

『終わらせる!』

「まだまだッ!」

フラガラッハ3ビームブレイドがこちらを捉えるが、ガルバルディβの右腕を後ろに向かって振り、AMBACを利用して姿勢をずらす。宇宙空間のように大きく変化するわけではないが無意識に地上の動物も使うような技術であり、その結果―――紙一重でビームブレイドを躱した。
流石に避けられるとは思っていなかったのか、ストライクノワールは大きく隙を見せることとなる。

『!?』

「貰った!」

その隙を逃すことなど無く、ビームサーベルを抜き放ち切りかかろうとする。だが、AMBACを利用し、ストライクノワールの攻撃を回避したが、AMBACはそもそもその機能は腕や脚など、機体の一部を破損していると誤作動を起こし機体のバランスを崩すことがある。そして、ガルバルディβは左腕を失っていた。故にガルバルディβの攻撃は外れる事となり、背面スラスター―――つまりノワールパックに命中する結果となる。
そのままの勢いでガルバルディβは落下することとなり、ガルバルディβは装甲が薄いので地面にそのまま叩き付けられるのを避ける為、ストライクノワールを下にする。とはいえ落下自体を防ぐことは出来ず、ストライクノワールに衝突して二機とも地上へと叩き付けられる結果となった。

「クソッ!スラスターからバランサーから一気に狂いやがって!AMBAC位自動調整しろよな!」

文句を言うのは構わないが、造ったのは自分である為、その発言はブーメランのように自分に返ってくる結果となる発言だろう。
それなりの高度から落下した両者の機体は動
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