暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-2 Second Story~sorrowful and graceful……that occurrence~
number-20 I hope to ……
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ぐに悲しそうな表情を消し、引き締める。どうやら別れを告げたかったようだ。
自分のデバイスを掲げる。


「響け、終焉の笛。ラグナロク!!」


「「「ブレイカァァァァァァ――――――――!!!!!」」」


三人の魔法は燐夜から見ればここまでする必要があるのかとさえ疑問に思えるほどのものだったが、シャマルがコアを発見しようとしていて、見つけるには露出させる必要があるのかと自分を納得させた。


目を瞑り、全神経を集中させているシャマルが、すぐに見つけ出して取り出す。そのコアをアルフとユーノが長距離転送魔法を行使。宇宙空間のアースラ軌道上に転送する。
そうなれば、あとは見守るしかない。


――――数秒後、はるか上空で大きく光を放った。


      ◯


結果から言えば、なのはたちは賭けに勝った。誰しもが失敗を恐れることなく戦い抜いた結果なのかもしれない。燐夜はそれを一瞬たりとも見逃すことはなかった。ずっと、その瞳に焼き付けるかのように見続けた。


それからはやてがいきなり動いたことに体がついて行かず、そのまま意識を失い、アースラに全員で転移した。
すぐさまはやての検査が行われたが、どこにも異常は見当たることはなく、今まで動かなかった足もリハビリで元通りに歩けるようになるそうだ。


だが、闇の書に管理されていた守護騎士はそうはいかなかった。
闇の書に後付けされたナハトヴァールは、いずれまた自分で再生をしてリインフォースをまた飲み込むだろう。


だが、それは一番最悪の事態の場合であって、それはリインフォースが阻止した。まずは、ナハトヴァールの影響を一手に受けるためにシグナムたちを……いや、『ヴォルケンリッター』というプログラム自体を自分の独断で解除した。さらに、もはやプログラム体ではなくなったあの四人は、時間と共に段々と人間になっていくのだろう。
それでもリインフォースは違う。


誰にも相談することなく、自分がナハトヴァールの影響を一手に受けて、主であるはやての前から消えること。もっと具体的に言うのであれば、自分がこの世からの消滅という形で闇の書の一連の事件にけりをつけようとしているのだ。
けど、けれども、それでも不安というものはリインフォースの中にも存在する。だからリインフォースは、ある人に相談することを決めたのだ。そして、それを実行するのは夜明けの前に海鳴市を見渡せる高台にある公園でと決めた。相談する相手にももうすでに伝えてある。
――――そんなことを待ち合わせ場所の公園で思っていると、相談相手が来たようだ。


「悪いな、こんな時間に呼び出してしまって」
「別に気にしてないさ。それで? 話とは? まあ、大方ナハトヴァールのことだろうがな」
「話が分かって
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