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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-2 Second Story~sorrowful and graceful……that occurrence~
number-20 I hope to ……
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すると何を思ったのか、エクレイアがいきなり大人モードになって燐夜を膝枕し始めた。勿論、浮遊魔法で宙に浮いた状態で、だ。
燐夜は身を委ねることこそしたが、眼だけは閉じることなく、なのはたちを真っ直ぐに見ていた。
最後までなのはたちの勇姿を見届けるために。
なのはたちを見ると、シャマルが中心となっていた。
まず最初に、アルフとユーノの
束縛
(
バインド
)
魔法による拘束。動けない隙を見計らって、なのはがヴィータをサポートする形で接近。なのはの射撃魔法で周りを一掃し、ヴィータにスペースを与える。そのスペースでヴィータが自身が持つ一番の威力の攻撃『ギガントシュラーク』を放ち、複数からなるバリアを一枚破った。
次にシグナムとフェイトだ。
前のヴィータの攻撃で若干海に沈んでいたナハトヴァールはすぐに体勢を立て直した。だが、攻撃の隙をほとんど与えずにシグナムが剣と鞘を繋げ、弓矢の状態にして放つ『シュツルムファルケン』を、フェイトも何処からその魔力が出てくるのだろうかと疑問に思うほど魔力を使っているが、そこは今は置いて、雷刃を振り下ろす『ジェットザンパー』を放ってバリアを全部砕いた。
しかし、ナハトヴァールもしぶとくて、今度は宙に浮いて四方八方と複合バリアで覆った。だが、それは近くにいたザフィーラが全力で何度もたたき続けて殴り砕いた。――――すべてのバリアを。
まだなのはたちの攻撃は終わらない。次ははやてだ。
リインフォースとユニゾンしているはやては、二人で夜天の魔導書に記載されていた古代魔法『石化の槍ミストルティン』を放ち、ナハトヴァールを石に変えて宙から海面に落とした。
それでもナハトヴァールは止まらない。すぐに石化を解いてまた暴れ出そうとするが、それをクロノが万物を凍らせる『エターナルコフィン』を行使。ナハトヴァールを凍らせた。
これで終わりだと燐夜は思ったが、あいつらはそうでもないらしい。
「なのは! フェイト! はやて!」
そう叫ぶクロノの声を合図にして、三人はこれが最後になると信じて自分の魔法の中の一番の魔法を行使。
《Star Light Breaker》
「全力全開!! スターライトォォ……」
なのはの足元に空間に散らばった魔力が集められて、大きな桃色の塊となっていく。しかもそれがどんどん大きくなっていくのだ。
《Plasma Zanber》
「雷光一閃!! プラズマザンパー!!」
フェイトが振り上げた雷刃に雷が落ちて、それをそのまま帯電。時々雷電を迸らせている。
……はやてはすぐには動かなかった。何を思ったのか、ナハトヴァールに向かって謝罪の言葉を小さな声で述べていた。
「ごめんな。……お休みな」
そして、す
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