第5章:導かれし者達…トラブルを抱える
第57話:愚か者の末路ッス!
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左腕だけで受け止めるリュカ!
しかも棍棒の凹凸に指を引っかけ、押し切る事も引き抜く事も出来なくしている。
「ほれ、どうした……究極の生命体は非力な生命体なのか? それとも究極に弱い生命体の事を言ってたのか? まぁ神より凄い程度じゃこんなもんかな?」
膠着状態が続く現状……
しかしリュカの次の動きで全てが動き出す……リュカの思う通りに!
「そら!」(ドスッ!)「ぐはぁぁぁ!」
掴んでた棍棒を引き寄せると、一緒に付いてきたバルザックの腹部に深々と蹴りをメリ込ませる。
彼の5倍はあろう巨漢が蹲り、リュカの視線よりも低い位置で悶絶の表情を浮かべてる。
「なぁ質問があるんだけど……サントハイムの人々を助けるにはどうすれば良いの?」
目の前にあるバルザックの頭を鷲掴みにすると、真面目な口調で人々の救出方法を問い質すリュカ。
最初からこの事を聞き出す為、闇雲に戦闘をせず小馬鹿にしていったのだろうか?
「こ、この国の人間を……異空間に閉じ込めたのはデスピサロだ! その方法は知らんし、解放の方法も知らん! 俺様もデスピサロに頼まねば、実験体を連れ出す事も出来んのだ……」
「……って事は、やっぱりデスピサロを探さないとダメって事か!?」
大きく溜息を吐き奴の頭を放り出すリュカ。
バルザックも先程のダメージから回復したらしく、ゆっくりと立ち上がる。
そして……
「その通り……デスピサロを倒さねば、サントハイムの連中を助ける事は出来ん。従ってキサマ等に人々を救出する事など出来ないのだ! 何故なら、この場で俺様に殺されるからな!」
立ち上がった時点で予想はしていたが、長々と台詞を吐いてから私達(リュカ)を攻撃するとは思ってなかった。
だから対応する用意が出来ており、バルザックが唱えたヒャダルコも、リュカが唱えたバギによって打ち消される。
バルザックは更に凍り付く息を吐きかけたのだが、素早く接近したリュカのアッパーカットによって、自らの口を凍らせるだけに止まった。
凍り付いた口を押さえ、のたうち回るバルザック……
口が開かなくなってしまったのだ、これ以上凍り付く息を吐く事も、魔法を唱える事も出来ない。
圧倒的な強さでバルザックを無力化させるリュカ……
奴が弱いのではない……リュカが強すぎるのだ!
「……どうするコレ? 因縁のある奴が何とかしてよ……」
そこまで言うとリュカは後方へ下がり、瞳を輝かせて迎えるリューラとじゃれ合ってしまった。
『何とかして』と言われても……無抵抗の相手をいたぶるのはちょっと……
私とミネア、それにアリーナ姫一行とウルフが、同じ事を考えてた時……
切羽詰まったバルザックが棍棒を振り回し反撃に転じてきた!
怪力による力任せの攻撃し
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