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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第十九話 記念写真
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らで……ええ、ええ。もちろんです――」
「――ああ、醇子か? 体は平気か? ……うん……そうか、ところで相談なんだが……なに? もう知っているだと? なら話は早い。だれかそっちから……」

 かたや隊長陣を除く年少組は、さっそく出品の選定作業に入っている。

「オークションと言いますと、概して美術品の類に高値が付きますわね」
「でも、わたし達そんなもの持ってないですよ、ペリーヌさん」
「ですわね……あとは写真集や色紙、刀剣の類も人気のようですわ」
「おい、わたしの烈風丸は絶対に売らんからなっ!!」
「ペリーヌさんのティーセットとか売ったらどうです?」
「ななな、なんてこと仰いまして沖田さん!? あれは大変貴重かつ高価なもので――」
「やーいツンツンメガネが怒ったゾー」
「エイラさんは何かないんですか?」
「ン? ニシンの缶詰なら大量にあるゾ? シュールストレミングって言うんだけどナ」
「「「全力でお断りします!!」」」

 と、こっちはこっちで出品物の選定に忙しい。
 サーニャはドレスの調達に出かけてしまい、談話室ではピアノの調律中だ。

「やれやれ、まったく始める前からお祭り状態だな、これでは」
「まぁそう堅いこと言うなって。ほれ、お前もなんか選べよ」
「……そうだな。たまにはこういう催しもいいものだ」
「そうそう。じゃあ、まず手始めにバルクホルンのピンナップから――」
「 だ れ が そ こ ま で や れ と 言 っ た ?」

 ワイワイがやがやとオークションの準備を進めるその光景は、和音から見るとなんだが学園祭のようでもあり、妙に懐かしい気分にさせられた。

「いけないけない。わたしも準備しなくっちゃ……!!」

 あわてて選定作業に戻る和音。
 結局、全ての作業が終わったのは日もすっかり暮れた頃で、その日はそのまま入浴を済ませると全員疲れ切って眠ってしまったのだった。






 ――開催当日

「うわぁ……」
「これは……さすがに壮観ですわね」

 ともすればロマーニャ国民総出のイベントではないのか――
 そう思ってしまうほど、当日の人出は凄かった。
 急遽大広場に設営された会場には露店が立ち並び、501以外の呼び声も響き渡っている。
 果たしてこれが占領下にある街の姿なのだろうか?

「さ、わたくし達も持ち場に行きますわよ」
「了解です。うぅ、緊張するなぁ」

 和音がお腹をさすると、ペリーヌが苦笑しながら言う。

「これもウィッチの務めですわ。高貴なる者の義務、と言いますでしょう?」
「なるほど……そうですね!!」
「まずは販売の手伝いですわ。そろそろ宮藤さんたちの仕込みが終わる筈ですし」
「行きますか!!」

 洪水のような
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