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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第十九話 記念写真
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我々の写真一枚でそんなに値がつくとは思えんぞ?」
「何を仰ってるんですか坂本少佐。501部隊と言えば後世ではもはや神話ですよ?」
「む、そうなのか……」
ググッと拳を握りしめて力説する和音。その熱意に押され、写真&サインもめでたく採用された。
「だいぶアイディアが集まって来たわね……今日中にこれを纏めて上層部に提出するわ。先日のネウロイ撃破もあった事だし、今日は一日非番とします。では解散!!」
「「「ごちそうさまでした!!」」」
キチンとご馳走様をしてから席を立つ。
非番と言う事もあってか、心なしか皆の足取りも軽かった。
――数日後
「――で、どうしてこうなったんだ? ミーナ」
「わ、わたしに聞かれても困るわ、美緒……」
501のツートップを張る二人は、今ロマーニャの大通りで呆然と立ち尽くしていた。
無理もなかろう。なにしろ美しいレンガ造りの町並みには、こんなポスターがデカデカと貼られているのだから。
「501統合戦闘航空団主催……」
「愛と勇気のウィッチーズコンサート……」
501の部隊章を中央に据えたポスターには、オークションとコンサートの開催日程が記され、おまけに、【ピアノ:サーニャ・V・リドビャグ中尉 唄:ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐】と書かれている。
実を言うと、オークションとコンサートの開催を聞きつけたロマーニャ兵たちがお祭り騒ぎを起こし、いつのまにか街中にポスターが貼られるようになったのだが、もちろんミーナたちはそんなことを知る由もない。
「いつのまにわたしが唄うことになったのかしら……」
「ま、まあいいじゃないか。ミーナの唄は素晴らしいぞ? これを機にレコードでも出したらどうだ?」
「美緒までそんな事言って……もう!!」
どうりで街を歩いていてずっと視線を感じるわけだ。
なにしろ5m歩けばポスターに出くわすのである。注目されないほうが不自然というものだろう。
「マリア皇女も支援してくださるそうだ。これは、少し気合を入れないといかんな」
「そうね。わたしも久しぶりに発声練習した方がいいかしら?」
あくまで開催会場の下見に来ただけの二人だったのだが、事態は予想を超えて進んでいるのだった――
「と、いうワケでだ」
「各自出品可能なものを提出してください。サーニャさんはピアノの練習もお願いね?」
「はい、分かりました」
下見から帰ったミーナと坂本は早速オークションに向けて動き出した。
上層部と話をつけ、関係各所に電話を掛け、近隣部隊からも有志を募り、綿密に計画を立てる。その熱意たるや、今まで行われた作戦よりもなお熱いものがあったかもしれない。
「……はい、会場の設営はそち
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