番外編5 マヤ編 叶わない誓い
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「それじゃあ、明日。」
マ「うん!みんなありがと〜!!」
ナツとハッピーとルーシィとリョウとグレイとショールとトーヤは自分の家に帰って行き、ユモとエルザとウェンディとシャルルは自分たちの部屋に帰って行った。私はみんなを見送った後、自分の新しい部屋に入る。ほんのり木の香りがした。
マ「とりあえず、今日はカーペットとカーテンと、ベットの位置を決めよう。」
オレンジ色のカーペットを敷いて、オレンジ色のカーテンを窓に取り付けて、ベットを窓の傍に移動させる。や、やっぱり、このベッド、重い・・・ベッドを移動し終えた時には、もう夜の10時になっていた。
マ「ふぅ。今日はこのくらいにして、続きは明日にしよう。」
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深夜2時ぐらいかな?新しい部屋のせいか、私はなかなか寝付けなかった。無理矢理目を瞑って寝ようとしたけど無駄だった。何度か寝返りを打っていたその時、カタカタカタカタ。
マ「!!?」
何かが小刻みに揺れている音が微かにした。恐る恐る振り返ると・・・カタカタカタカタとダンボール箱が音を立てて独りでに揺れていた。
マ「な、なぁ〜んだ、ダンボール箱か・・・ってえぇっ!!?」
ダンボール箱が独りでに揺れてるっ!?も、もしかして、か、怪奇現象ッ!?私はベッドから下りて、恐る恐るダンボール箱を開ける。中には棚に置いてあった本や置物、ニーナとノーナが入っていた。別に音がするような物は何も無い。その時、
『マヤ・・・』
マ「!!?」
微かに自分の名前を呼んでいる声が聞こえた。
マ「だ、誰・・・!?」
『マヤ・・・』
今度はさっきよりはっきり聞こえた!ってあれ?この声、どこかで・・・
『私たちだよ・・・マヤ・・・』
その声の正体は、なんとなんとニーナとノーナだった!!すると、ニーナとノーナが宙にふわりと浮かび、白い光が辺りを包み込む。光が消えると、私の目の前にはウェンディとトーヤと同い年くらいの、青緑色の髪に、黒い瞳の女の子と男の子がいた。それは紛れもなく、
マ「ニーナ!ノーナ!」
あの時のニーナとノーナだった。私は2人に抱き付く。
マ「2人とも何で?魂(ソウル)の魔法は解けたはずじゃ・・・」
私の問いに、笑顔のニーナが答える。
ニ「魂の魔法が解けたら、一度だけ人間の姿になれる事が出来て、願いが1つ叶える事が出来るの。」
マ「へぇ〜。」
じゃあ、2人の願いは人間になる事?今度は笑顔のノーナが答える。
ノ「違うよ。僕たちはマヤの願いを叶えるんだ。」
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