番外編5 マヤ編 叶わない誓い
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リグリション島から帰って来て1ヶ月が経った。私はナツやハッピー、みんなのおかげで元気を取り戻せたからもう大丈夫!!もう絶対に泣かない!もう絶対に誰にも心配をかけない!もう絶対に誰も失わない!自分でそう心に誓った。
マ「あ、そうだ!お供えお供え。」
私は台所に行って、冷蔵庫から取り出したキムチを少し小皿に取る。その小皿を自分の部屋の窓際置く。こうしてるとフレイが来て食べてくれるんじゃないかな?まぁ、帰って来たらそのままで、変な臭いがするだけ何だけどね・・・その時、ピ〜ンポ〜ン♪と心地良い音を立ててインターホンが鳴った。たぶん、ナツとハッピーが迎えに来たんだ。玄関に行くまでにピ〜ンボ〜ン♪ピ〜ンポ〜ン♪と何度も鳴る。ナツとハッピーって、こんなにせっかちだったけ?
マ「はいはいはい、今開けるからそんなに慌てないでよ。」
ドアを開けると・・・
男1「火炎石を渡せーーーーー!!」
マ「キャアァァァァァ!!」
5〜6人ほどの男がどっと家に押し掛けて来た。こいつ等も、火炎石を狙っているのっ!?私は部屋に逃げ込み、ドアが開かないように必死に押さえたけど、男5〜6人の力に、私1人の力が叶うはずがない。男たちは部屋に入ると、容赦なく私を取り押さえた。
マ「放して!!放してったら!!」
必死にもがいても、男の力ははんぱない。1人の男がナイフを取り出した。
男2「でぇぇぇぇぇい!!」
ナイフは私に真っ直ぐ振り下ろされる。私はぎゅっと目を瞑ったその時、
ナ「マヤを放せぇぇぇっ!!!」
ハ「ハッピーアタァァァックッ!!」
男2「ぐほぉっ!!」
男3「ね、猫ォッ!?ぐはっ!!」
拳に炎を纏い、怒りのオーラを噴出したナツと、回転しながら男の頭に頭突きしたハッピーが部屋に飛び込んできた。
ナ「おらぁぁぁぁぁっ!!!」
男1「おふっ!!」
男4「あひょお!!」
ハ「てぇぇぇい!!」
男5「ギャアァァァ!!」
男たちはボッコボコ。頭や目にたんこぶが出来て変な顔になってる。
ナ「二度とマヤに近づくな。近づいたら、ただじゃおかねぇ。」
ナツが吊り目の目を更に吊り上がらせ、拳に炎を纏う。今のナツは、怒った時のエルザやユモそっくりだ。
男1「ひぃぃぃぃぃ!!」
男全「し、失礼しましたぁぁぁ〜!!!!!」
男たちは破損したドアや窓から一目散に逃げていった。そのとたん、私は膝を着き、四つんばい状態に倒れた。
ハ「マヤ!?」
ナ「お、おい!大丈夫か!?」
ナツとハッピーが駆け寄って来る。私は膝を着いてしゃがんだナツの腕を?む。
ナ「マ、マヤ?」
ハ「だ、大丈夫・・・?」
自分でも分かった。手が・・・体が震えているの
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