暁 〜小説投稿サイト〜
少しの修正をかけた少年の3年間
一番最初のお話
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ちました?」
小明先生に振る
「まだ10秒余ってる。がんばれ湖山(笑)」
しまった。結構早く喋りすぎてしまった。何とかせねば。
「まじすか…えっと、、、」
「嘘嘘、とっくに30秒経ってるよ(笑)」
俺はこの先生を恨んだ
そんなこんなで自己紹介は終わり時間が来るまでクラスで待機。という形になった。
次は各部活による第一体育館で行われる部活紹介である。
どう時間をつぶそうかと試行錯誤していると前の席の者がこっちを向いた。
「はじめまして、河野です。よろしく。湖山くん。だっけ?」
まさかの向こうから来るとは、しかも女子だ。俺の童貞心は凄い揺れた。
「おー!覚えてくれてありがと。河野さんだよね?よろしく〜。あ、あと敬語とか要らないから全然タメ語でいいよ(笑)」
「あ、そう?んじゃ楽にさせてもらう〜。山並中学校ってどこの中学校?聞いたことない(笑)」
「あぁー、この市の隣の市にある中学校なんよ。だから多分知らないと思う。」
「なるほど、さっきテニスやってるっていってたけど音楽とかには興味ある?」
「あるある!テニスだけのテニス馬鹿じゃないよ(笑)。俺はこういう系の―――」
どうも彼女はヴィジュアル系の音楽をよく聴くらしい。ア○カフェとかガ○ットとか。俺もその手のアーティストの曲は聴いた事がある。中2の頃に色々あってだな。
(このことはまた後に話すとしよう)
そんなこんな話をしているとチャイムが鳴り、第一体育館へ列を組んで行く。
中学校か。とツッコミを入れたくなるがなんせ高校生はこう言うものなんだと思っておく事にした。校長の長ったらしい話を終え、そのまま部活紹介が行われた。
気になるテニス部はお話だけで終わった。少しがっかりだ。
軽音楽部の紹介が始まった。
「おー、きたきた!」
「おぉー。凄そう。」
とだけ言っておく。期待はしていない。
演奏が終わるとそんな気持ちはすっ飛んでいた。
「すっげ、やば、かっこいい!」
このザマだ。残念なことに湖山光之は心が移りやすいのだ。節操なしめ
「一緒に軽音部に入ってみない?」
「考えてみる」
本当に節操がない男だ。
「明日から宿泊研修が始まるからそのうちに考えといてね。」
「ういっす」と返事した。
そうだった、明日は宿泊研修があるのを今だけだが忘れてしまっていた。もちろん用意はしてある。
そして部活紹介が終わるとクラスに戻りSHRお終え今日一日の行事は終わる。
今のところ本命の硬式テニス部の部活見学にだけは行くことにした。
「すいませーん。硬式テニス部の見学に来ました〜。」
部員らしき人がこっちに寄ってくる。
「見学!?マジで!?ありがと!こっちこっち!」
と言われ、手を引かれる。
「こっちからコートの中に入れるから。今回は特別にシューズなしでもいいよ。
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