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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第05話
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とシャルルがいた。
「あれ、二人共どうした?」
「お、やっと帰ってきたな俊吾」
「今ね、部屋割りをどうするか話してたんだ」
あぁ、なるほど。3人だから、だれかは一人部屋になるわけか。
「僕、一応鍵貰ってきたんだけど、部屋は自由にしろって織斑先生に言われて」
あの人は……。何もシャルルが一人部屋になれば済む話だろう。あ、でも、異国で一人にさせるのも気が引けるか。
「千冬姉も適当だな……」
「適当なのは否定しないが、色々考えてると思うけどな、今回は」
「そうか?」
「勝手に思ってるだけだけどな。ま、いいから部屋決めよう」
正直言って、俺はシャルルと同じ部屋になって仲良くやれる自信はない。学校で休み時間一緒にいるくらいならいいが、部屋となるとまた別だ。そもそも、シャルルはお昼の悪寒から少し苦手だ。と言うわけで、俺が抜けるか。
「まぁ、決めようとか言ったけど、俺が一人になれば解決だよな」
「なんでそうなんだよ」
「なんでと言われても……俺が一人になりたいから?」
「疑問形かよ!」
「良いじゃんか、俺が抜けるで」
全く、一夏は面倒だな……。ツッコミは良いキレなんだが、少し言葉のレパートリーが少ないかな。
「僕は……出来れば俊吾と一緒がいいな……」
シャルルがボソッと言った。一夏は聞こえていたみたいだが、俊吾は聞こえないふりをしていた。
「シャルルはそう言ってるけど、俊吾はどうするんだ?」
畜生……わざわざ言い直さなくていいよ、聞こえないふりしてたのに。全く、新しい理由を考えねば……。あ、あれがあったじゃないか。
「悪いけど、俺ちょっと国から人には言えないような書類預かっててそれを処理しなきゃならないんだ。だから、一人部屋の方がありがたい」
大嘘である。簪にもらったマルチロックオンシステムをプログラムを完成させなければならないのは本当だが、機密書類でも何でもない。
「そう……なら仕方ないかな……」
「それより、二人はご飯食べてきたのか?」
「いや、まだだけど」
「俺、もう食べてきちゃったから食べてきたらどうだ?」
「そうだな……そうするか。俊吾、取り敢えず部屋の荷物の片付け宜しくな」
「了解」
「あ、僕、荷物だけ持ってきちゃうね」
シャルルは渡された鍵の部屋に行った。数分後に戻ってくると、鍵を俊吾に渡し一夏と食堂に向かった。
「さて、荷物を早く持っていくか」
俊吾は荷物を持ってシャルルに渡された鍵の部屋に向かった。部屋番号は『1028号室』だった。近いと思ったが、廊下を挟んでいるため意外と遠かった。
無事に部屋につき、荷物を使うものだけ出し、パソコンを起動。作業に取り掛
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