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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第05話
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でフォローしとくか。
「!!貴様がっ」
ラウラはそう言い、いきなり
バシンッ!
小気味がいいくらいの綺麗な張り手を一夏に繰り出した。一夏は一体何があったのか分かっていないようで放心状態だった。
うわ〜、痛そう。…………あだ名、軍人さんから理不尽さんに変えようかな。
俊吾はラウラにまた睨まれた。しかも、ご立腹らしく超怖い。
ラウラの視線にビクビクしていると、やっと状況を読めたらしく一夏は席を立って
「何すんだよ!」
と、少しご立腹だった。まぁ、当たり前ですよね。俺なら何も言わないで誰もいないところで泣きますけど。
「私は認めない。貴様があの人の弟であるなど、認めるものか」
と言い残し、席に座った。クラス中が微妙な空気に包まれるが千冬さんがまた面倒臭そうに言った。
「あ〜、これでSHRを終わる。各自着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同で行う」
そう言うとみんなは準備を始めた。さて、こんな空気の教室にいるのは苦痛でしかない。さっさと逃げよう。
「ああ、それと大海と織斑。デュノアの面倒を見てやってくれ」
ですよね〜。はぁ…………一夏に任せて俺はサボろうかな、面倒見るの。
そんな事を考えていると、千冬が俊吾を睨みながら
「返事はどうした?」
と言った。俺にプライバシーって物は存在しないんですか、そうですか。……まぁ、いいけどさ。
「……了解です」
それを聞くと千冬は満足したような顔をして、外に出ていった。それと入れ替わるかのように、シャルルが近づいてくる。
「君たちが織斑君と大海君?僕は……」
「あぁ、ちょっと待ってくれ、自己紹介の前にさっさと移動しないとあれが来る」
「あれ?」
デュノアは何のことだか分かっていないらしい。大丈夫、俺も口にしなかっただけで分かっていない。
一夏に先頭を任せ、廊下に出ると女子の大群が目の前に広がっていた。
「お、あれが噂の転校生くんか!」
あぁ、これか。転校生を目当てにした上級生と同級生が押しかけてくるやつか。俺の時は見つけた瞬間『…………普通じゃん』みたいな変な空気が流れて、即解散となった。実機試験のあとは、多少生徒に追い掛け回されたが……。
俊吾が変にしみじみしていると、一夏が
「黛先輩、インタビューを後でさせてあげるので少し足止めしてくれませんか?」
と言った。あぁ、確か新聞部の部長だっけ。試験の後に少しだけインタビューされたわ、ほんの10数分。ちなみに、一夏は30分らしい。
「マンツーマンのインタビューだったらいいよ〜」
「じゃ、それでいいです」
「は〜い、みんな待ってね〜。転校生君の情報はきちんとこの黛薫子がきちんとインタ
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