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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第118話】
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すわね」
言ったのはセシリアだ、補助席に座っているシャルの隣からむすっと不機嫌な顔をしながら、シャルと俺を見てくる。
「うん。そうだね。ごめんね。えへへ…」
セシリアの不機嫌な声も聞き流し、笑顔で返すシャル――すると、矛先は俺へと向き――。
「昨日の帰り、いないと思って探しましたらまさかプレゼントを渡すために二人で居なくなっていたとは思いませんでしたわ…。……不公平ですわ、シャルロットさんばかり…」
そう若干瞳を潤ませて俺を見てくるセシリア。
言ってることはごもっともなので――。
「う……わ、わかったから。だからもう拗ねるなよ、次の機会に…な?」
そう言うと、少し拗ねていたセシリアの表情がぱぁっと明るくなり――。
「ぜ、絶対ですわよ?…約束、破らないでくださいな」
「あぁ、約束は守るさ。――てか料理を教える約束もしてたな、そっちはどうする?」
「え?えと……そちらの日取りはいつでも大丈夫ですわよ?」
「そか、なら空いた時に教えるよ。――流石にあの味のままだと何処にも嫁に出せないからな」
そう言うと、若干また膨れて――。
「い、意地悪言わないでくださいな。――ヒルトさんだけですわ……あまり美味しくないって言ったのは」
――前に弁当のサンドイッチを作って来てもらった後日に、別の弁当をご馳走になったのだがそこで正直美味しくないとセシリアに打ち明けた。
もちろん、ショックを受けていたのだが事実は受け止めないといけない――その事実を言わずに食べられるなり悪くないなりと言うのは、後で真実を知った時にセシリアが傷つくのだから。
それに、今から料理を教えていけば間に合う可能性もあるわけで。
「意地悪言ってる訳じゃないさ。――まあ大船に乗った気持ちでドンと俺に任せな、最低限卵焼きぐらいは作れる様にはするさ」
「わ、わかりましたわ。ご指導、よろしくお願いしますわね」
そう頭を下げるセシリアに、軽く返事をすると次は今朝から黙ったままのラウラを見る。
何故か挙動不審気味に辺りをキョロキョロと見ている――。
「ようラウラ、今朝からずいぶん大人しいがどうした?親父が来るから緊張してるのか?」
そう言った俺は少し視線を逸らし、バス後方から追従するかのように着いてくる大型トラックを見ると、運転席には親父が、助手席には母さんが乗っていて、俺が見ているのに気づいた母さんが手を振ってきた。
振り返そうとも思ったのだが、下手すると後ろの女子たちに手を振ってる様にも見えるのでやめておく――。
返事がないので視線を戻すが、若干俯き気味なラウラを見て――。
「ラウラ、どうした?聞こえ
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