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MASTER GEAR 〜転生すると伝説のエースパイロット!?〜
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者で最高の命令権を持つイレブン・ブレット少将、ハジメの声だった。

「ハジ……いえ、イレブン少将? これってやっぱり貴方の仕業なんですか?」

『仕業って……そんな言い方ないじゃないですかファムさん……。それよりこれからリンドブルムでマザーゴーレムに攻撃を仕掛けます。皆はその衝撃にそなえてください』

「攻撃って……イレブン少将、一体何を……」

「分かりました。イレブン少将、ご武運を」

『ええ、ありがとうございます』

 ファムの言葉を遮ってコロネル大佐が敬礼をしながら答えるとハジメはそう言って通信を切り、それと同時にコロネル大佐はブリッジにいる全員に命令を飛ばす。

「総員対ショック、対閃光防御! いいか? これから何が起ころうとも絶対に取り乱すな!」

(……そうはいいますけど、ハジメのことですから何かとんでもないことをしそうで取り乱さない自信がないんですよね)

 コロネル大佐の命令を聞いたファムはシートベルトで自分の体を固定しながら心の中で呟いた。
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