番外編3 ユモス編 格闘への道
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しないと、山賊にばれるだろ!(小声)」
あ、あれ?山賊じゃ、ない・・・じゃ、じゃあ、いったい誰?私は見知らぬ誰かに口を塞がれたまま、その人と茂みの中で隠れていた。しばらくすると、
山5「くそっ!どこ行きやがった!!」
山賊の声だっ!!
山6「明るい水色の髪だったからすぐに見つかると思ったんだけどな。」
水色の髪・・・私の事だっ!!
山2「さっき、あっちの方で紺色の髪のガキもいたみたいだぜ。」
紺色の髪・・・?私の他にも、山賊に追われてる人がいるんだ。その人、大丈夫かな・・・?
山1「相手はガキ2人だ。そう遠くには行ってねぇはずだ。見つけたらひっ捕らえろ。」
足音がだんだん遠ざかり、聞こえなくなった。
?「・・・行ったみたいだな。」
そっと茂みから出ると、ようやく口から手を放してくれた。あ、そうだ、お礼言わなきゃ!
幼ユ「あ、あの、助けてくれてありがとうございます!」
?「お礼なんていいって。偶然通りかかっただけだし。」
顔を上げると、逆光で顔は見えなかったけど、紺色の髪が風で揺れていた。
?「ここを真っ直ぐ行けば、森から出れる。さっきの山賊には気をつけろよ。じゃあな。」
その人は森の出口とは反対方向に行ってしまった。
幼ユ「あ、名前聞くの忘れてた。」
それにしても、あの人強かったなぁ。私も、強くなりたい!!
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これが私が格闘技を始めたきっかけ。いつの間にか格闘技の名手って呼ばれ、今では氷上の舞姫ってゆう異名がついた。今でもあの人の名前も分からないし、あれから一度も会ってない。そういえば、あの人の手・・・
ユ「少し冷たかったなぁ〜。」
そんな事を考えていると、
男4「HEY!YOU!」
ユ「!!?」
振り返ると、4〜5人ほどの男がいた。またナンパだ・・・
ユ「ナンパなら、お断りします。」
男5「そう簡単に諦めるわけねぇよ!」
男6「どうせ暇だろ?俺たちと一緒に遊ぼうぜ☆」
暇じゃないから断ってるのに・・・でも、このまま全員ノックアウトしちゃうのはもったいないから・・・
男7「あっ!逃げた!!」
男8「待てーーーーー!!」
鬼ごっこで待てって言われて待つ人はいないよ。まぁ、私が勝手に鬼ごっこをしてるんだけどね。私はそのままさっきの路地裏に逃げ込む。ここなら誰にも邪魔されない。その時、誰かに腕を?まれて、口を塞がれた。嘘ッ!?ここで誰か待ち伏せてたのっ!?そう思ったのも束の間。
ユ「!!!」
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