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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第117話】
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いかなっ?」
テンションが上がっているのか、もう直ぐに着けてみたいようなので――。
「ん、構わないぞ?」
「えへへ、じゃあ着けるね?」
取り出した袋を丁寧に畳むと、シャルは直ぐ様左手首にブレスレットを着けてそれを眺める――。
「……えへへ。ヒルトっ、ありがとうっ」
本当に嬉しかったのか、シャル自身、何度も俺にお礼を言ってくれた――。
贔屓はダメだとは思っても、こうして喜ぶ姿を見ると何だか嬉しくなる。
――もちろん、美冬や未来もシャルと同じぐらいプレゼントしたときは喜ぶのだが、二人以外でこうしてプレゼントを喜んでくれたのはシャルだけだからかもしれない――。
いつまでも喜んで手元を眺めるシャルを、俺は嬉しそうに見ていた――セシリアとラウラが探しに来るまで。
その後が大変だったが……二人とも頬を膨らませて機嫌が悪くなって、帰りのモノレール内でも少しの間、口を聞いてくれないぐらいに――。
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