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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第117話】
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スレットの入った袋を取り出すと――。
「そ、その……今日は誘ってくれてありがとう、シャル」
「え?――ううん、僕の方こそ、急に誘ってごめんね?――僕ね、ヒルトに断られるんじゃないかと思ってたけど……ヒルトが『俺なら構わないぞ』って言ってくれたのが、凄く嬉しかったよ」
買った水着が入っている袋を胸に抱き、頬を赤く染めながらシャルは笑顔で言った――正直、そのシャルの仕草が可愛くてドキドキした。
贔屓してはダメだと思いつつも、やっぱりお礼はちゃんとしないといけない――。
中途半端な優しさは、結局皆を傷付けるだけなのは理解しているが――まだ俺は、よくわからないのが現状なのだ。
――告白された訳じゃないから、皆の本心はわからないのだがやはり多少は好意がなければ――とも思うわけで…。
「その、さ。二人で買い物ってのが途中で出来なくなったお詫びと、今日誘ってくれたお礼なんだが……受け取ってくれるか?」
身体中の体温が上昇するのを感じ、シャルから顔を背けつつ俺はシルバーブレスレットが入った小袋をシャルに差し出した。
突然の事に、シャル自身も少し驚いているのが少し確認出来た――そして、受け取るとシャルは――。
「ヒルト……開けてもいいかな?」
「か、構わないぞ…。――き、気に入らなかったら言ってくれ。こ、こういうのは、何を贈ればいいのか俺には解らないから…」
既に俺自身、テンパっているので自分でも何を言ってるのか理解できずにいた。
そして、袋からシャルがブレスレットを取り出すとそれをただ、じっと眺めていた。
何も言わずに眺めていたので、内心やはり気に入らなかったのかなと思い、口を開こうと思っていると先にシャルが――。
「……どうしよう…僕、ヒルトからプレゼント貰えるなんて思ってなかったから……」
そう言うシャルの目から、スッ……と涙が溢れた――。
それを見た俺は、思わず――。
「な、泣くなよシャルっ。――や、安物何だし……逆に申し訳ないっていうか……その……と、とにかく涙を拭きなよっ」
言って、俺はポケットからハンカチを取り出すと、それでシャルの涙を拭うように拭き取る。
「ご、ごめんねヒルト。――……これ、大事にするからね?――ありがとう、ヒルト」
「あ、あぁ……」
涙を拭き取ると、笑顔でお礼を言うシャル。
贈って良かったと思いながらも、もう少し良いものを贈れば良かったという思いもある――でも、シャルなら何となくだが、大体の物なら喜んでくれる様な気がしないでもない。
――と、シャルがブレスレットを貰って嬉しかったのか。
「ヒルトっ。ブレスレット着けてもい
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