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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十五話 破滅の閃光 ★
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夜天の書が傍にいるアレが完成後に魔力を暴走させるまでの夜天の書の守護者と考えるのが妥当か。
「士郎君」
「士郎」
俺の転送に気がついたのかなのはとフェイトが屋上に降り立つ。
「二人とも怪我はないか」
「うん。大丈夫」
「平気だよ」
二人の返事と怪我のない事実に一安心する。
だが闇の書が完成しているというのに、はやてを助けるために戦うと約束をかわした守護騎士がいない。
「シグナム達は」
「例の仮面が現れて、闇の書に」
「蒐集されたか」
俺の言葉に頷く二人。
間に合わなかったか。
周囲にざっと視線を奔らせるとクロノに捕えれたリーゼ姉妹を見つけた。
最後まで余計な事をしてくれる。
黒鍵を外套から取り出すように六本投影し、投擲する。
ロッテとアリアの身体を掠めるように突き立つ黒鍵に姉妹は顔を青くし、クロノはこっちを睨んでいる。
今はこれでいい。
二人はあとでケリをつけるとして闇の書を優先するとしよう。
さて、なのは達の無事は確認できたのはいいが、あの女性とどう戦うか。
「あの女性の戦闘スタイルはわかるか?」
「魔法は広域攻撃型。近接戦闘はわからないけど古代ベルカの魔導書だから」
「それなりに高いとみていた方がいいか。
広域攻撃型は?」
「一定空間を攻撃で包み込むような空間単位攻撃魔法」
また厄介なのを。
だがなのはのバスターだってチャージには時間がかかる。
となると受け身になるより攻めてチャージさせないように近接戦闘で決めた方がいいか。
どちらにしろはやてを殺すようなことは避けるから遠距離で宝具の類を使うわけにもいかないしな。
これからの戦闘の事を考えていると
「なのは!」
「フェイト!」
ユーノとアルフが飛んでくる。
「士郎、本局に行ったって聞いたけど戻ってきたんだ」
「ああ、緊急で戻ってアースラからここに直接転送してもらったんだ」
転送で来ると結構派手だから居場所がばれるからな。
そんな時、魔力の高まりと共に周囲の空気が変わった。
「結界か?」
「この前と同じ閉じ込めるヤツだね」
シグナム達がなのは達と初めて出会った時のやつか。
「向こうはやる気満々ということか。
管理局は?」
「今、クロノが解決法を探してる。
援護も向かってるんだけどまだ時間が」
今動けるのはここにいる五人というわけか。
援護が来るといっても空間単位で攻撃する相手だ。
人数が多ければ有利とも限らない。
「なのはとフェイトは中距離から攻撃。
アルフとユーノは二人をサポートしろ。
俺は近接で抑える。
それから出来るだけ地上に落と
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