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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第七十五話 破滅の閃光 ★
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side なのは
響く絶望の悲鳴。
そして溢れだす魔力。
それが収まった時にはそこに私達が知っているはやてちゃんはおらず、白銀の髪に黒き翼を持つ一人の女の人が立っていた。
<i451|1315>
「また全てが終わってしまった。
一体幾度こんな悲しみを繰り返せばいい。
我は闇の書、我が力の全ては」
「Diabolic emission.」
「主の願い、そのままに」
涙を流しながら女の掲げられた右手に現れる魔力球。
パッと見で膨大な魔力を込められた一撃だとわかる。
だけどそれだけの魔力が圧縮されるように拳ぐらいの大きさに小さくなる。
「空間攻撃!」
「闇に染まれ」
命令するように感情のない一言。
それだけで膨大な魔力は溢れだし、周囲を覆い尽くしていく。
フェイトちゃんの前に立って攻撃を防ぐ。
「Round shield.」
シールドを張って何とか防ぐけど吹き飛ばされそうになるのを必死に耐える。
空間攻撃ってフェイトちゃんは言った。
名前は聞いた事があるけど実際に見るには始めての魔法。
シールドで攻撃を防ぎながら攻撃が収まり始めた瞬間にフェイトちゃんと一緒に離れたビルの使って退避する。
「なのは、ごめん。
ありがとう、大丈夫?」
「うん。大丈夫」
シールドを張っていた手がジンジンするなんて初めてだけどなんとか防げた。
「あの子、広域攻撃型だね。
避けるのは難しいかな。バルディッシュ」
「Yes, sir. Barrier jacket, Lightning form.」
フェイトちゃんが防御があつい、ライトニングフォームにバリアジャケットを戻す。
それでも高機動型のフェイトちゃんとは広域攻撃型はあまり相性が良くない。
さっきみたいに空間一帯を攻撃されたかわしようがない。
私もさっきは何とか防げたけど、何度も防ぐのは難しいと思う。
そんなとき私達が隠れているビルの屋上に衝撃と共に何かが落ちたような衝撃があった。
あの子からの攻撃かと思って上を見上げるとそこには見覚えのある赤い外套がわずかにのぞいた。
フェイトちゃんと顔を見合わせて屋上にいくと、大切な人が夜風に外套を靡かせて、あの子を見つめていた。
side 士郎
張られている結界を突き破りうまく屋上に着地する。
海鳴の結界がなくても察する事が出来るレベルの魔力。
それを放っているのは白銀の髪の女性。
見覚えのない顔だ。
夜天の書に蒐集されたあれだけの魔力が暴走するのだからすぐには起きないとは思っていたが、その間ただ無防備でいるはずがない。
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